飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

勝浦を後にして…。

2025-01-10 08:28:44 | 旅(freedom person)

思いっきり堪能した勝浦での日々…。

正直、もっといたかったのですが、いつまでもという訳にはいきません。

今日は大晦日…。

この勝浦を後にして、初日の出が見られる場所へ移動したいと思います!

 

那智、速玉と熊野詣を済ませていたので、もう一つの本宮大社へもお参りに行くことにしました。

新宮市から山に向かって車で走っていきます。

それにしても、やっぱり川がキレイ!

紀伊半島の南って、本当川の水がキレイなんです。

いつか夏にここに来てキャンプし、オヤジの夏休みを体験しようかと企んでいます。

そして、山もキレイ!

高さは1000メートルほどしかないのですが、急斜面でそびえたっており、結構迫力があります。

今は道も良くなったので、ちょっと走ったら本宮へと到着しました。

まずは本宮大社へとお参りです。

これで熊野詣をコンプリート!

以前は御宮様に参るときは、願い事を心の中で言っていたのですが…。

年を取ると、いろいろなことを体験したせいか、今の自分がいられることに「感謝」して、そのお礼を言うようになりま

した。

いろいろな生き方をする人を今まだ見てきましたが…。

結局、他力でかなえられた夢って、水の泡のように消えていってしまってるんですね…。

やはり、願い事は自分の力でかなえるべきで、その願いをかなえるための努力の過程で、大事なものが得られるような気

がします…。

 

この後は、今夜の宿泊地へ…。

今夜はパーク七里ヶ浜の道の駅へ…。

ここ、海に面していて、バッチリ正面から初日の出が拝められます。

しかも、地元スーパーのオークワが併設されていて、食材の確保が容易!

欠点は…。

場所が良すぎて、初日の出を拝むために人が来すぎて、道の駅がうるさくなること…。です。

夜中のエンジン音は覚悟しないといけません。

道の駅に到着して、まずは軽い酒のつまみを買って、早速飲み始めます。

もう車の運転はないので、心置きなく飲めます!

こんなスーパー併設の道の駅でいつもやる、とっておきの作戦は…。

酒を飲みながら総菜が半額になることを待てること!

頃合いを見計らって、千鳥足でスーパーへ見に行ってみます。

おっと、売れ残りのお節料理が半額になっていました!

サンドイッチも半額になっていたので、本日の夕食としてゲットしておきます。

明日は正月なので、ほとんどのスーパーは休み…。

明日の分までここで買っておくのが賢明でしょう!

何か明日の分になる食料はないかと物色すると、昆布の巻きずしがありましたが、まだ2割引きでしかありません。

かなり余っている様子だし、これは必ず半額になる!と、直ぐには買わずに車に戻ります。

…。

そして、閉店まぎわ…。

やった~!私の作戦勝ちです!!

 

いいオヤジがささやかな幸せに浸りながら、巻きずしを買って車に戻ります…。

 

翌朝…。

キレイな初日の出を拝むことが出来ました。

寒い中でしたが、やはり、大勢の方が来られていましたね!

 

正月早々に仕事が入っていたので、この後すぐに私は車に戻り、茨城へと帰りました。

急ぎ足の旅でしたが、それなりに楽しめて良かったです!

 

今年もよろしくお願いいたします!

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勝浦、ヤバイです…。その3

2025-01-09 08:27:15 | 旅(freedom person)

勝浦3日目の朝…。

まだ暗いうちから目覚めてしまいます。

車中泊って夜やることがないから早く寝てしまい…。

結果、次の朝早く目覚めてしまうんですね!

夏ならちょうどいいんですが、冬は時間を持て余してしまって。

困ったものです…。

 

明るくなってきたので、勝浦の町を散歩してみます。

朝日の中、生き生きと働かれている漁師さんが印象的だったので、一枚…。

昨日も行った「にぎわい市場」のすぐ近くに足湯があるので、冷え切った足を暖めます。

今日はこの後、車中泊地「勝浦港緑地駐車場」の向かいの半島にある「忘帰洞」に行ってみたいと思います。

↑こんなのですね!

この辺は、波の浸食によって出来た「海食洞」がたくさんあります。

この海食洞に温泉が湧いて出来た洞窟温泉があるのです。

以前から行って見たかったのですが、ちょっと機会を逃していました。

 

これから行く忘帰洞の名前の由来は…。

昔、お殿様が、そのあまりの気持ちよさに「帰るのを忘れてしまった」ことから名付けられたそうです。

この忘帰洞は、ホテル浦島の中にありますが、日帰り入浴出来ます。

注意したいのが、このホテル浦島への行き方。

このホテルは岩山にあり、駐車場がありません。

ここに行くには、勝浦湾から出る連絡船に乗るか、勝浦の町の一画にある駐車場に車を置いて、そこから直通バスに乗っ

ていくしかありません。

連絡船は、朝と夕方に不定期で出向。

行けばすぐに乗れる感じですね!

昼間の時間は駐車場からの直通バスだけになります。

このバスは、駐車場だけでなく、勝浦港も経由。

なんと、車中泊していることを伝えれば、勝浦港緑地駐車場のたもとまで行ってくれます。

使いにくいようで、実は、とても便利なんですね!

 

開業の9時を待って、早速連絡船でホテル浦島へと行きます。

ホテルの方が丁寧に対応して下さります。

日帰り入浴料1500円を支払うと、タオルとバスタオルを渡してくれ、場所を教えてくれます。

広いホテルを3分ほど歩いたら、目的の忘帰洞です。

支払った1500円は、湯治料金、タオル代、更に、ここに来るための船代、バス代全部込みです!

これ、冷静に考えると、かなりリーズナブルだと思います!

中は写真が撮れないで、上の写真を参考にしてください。

 

すっかりくつろいでしまい、まさに帰るのを忘れてしまいそうです…。

存分に温泉を堪能した後は、バスで車中泊地まで帰ってきました。

これ、考えてみたのですが…。

朝、まずは「にぎわい市場」に行って、朝からですがマグロを肴に一杯やり…。

これですね!↓

程よく酔っぱらったところで、直ぐ近くの船着き場に行って、船に乗って忘帰洞に。

そして、ゆったりと温泉に浸かる…。

温泉を堪能した後は、駐車場まで帰ってきて、ゆっくり昼寝…。

しかもコレ、2000円ちょっとでできるんですよ!

こんなことが出来るんですから、ここ勝浦って相当ヤバいと思いません?

次回ここに来たときは、是非、試してみたいですね!

 

3日間この勝浦にいましたが、車中泊常連者の越冬地と言われる意味が分かりました。

確かに居心地が良すぎます!

まさに帰るのを忘れてしまいそうです。

勝浦。ヤバイです!

 

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勝浦、ヤバイです…。その2

2025-01-08 08:51:21 | 旅(freedom person)

勝浦へ来て2日目の朝…。

ここは景色も良く、周りを山に囲まれているので、強い風も吹きにくい環境です。

そして、マグロの水揚げでも有名な場所!

歩いて行ける場所にある「にぎわい市場」では、旨いマグロや珍しマグロの部位を調理したものも食べられます。

更に、町のいたるところに温泉も湧きだしており、多くの湯治施設もあります。

なんだか、旅人にとっては、至れり尽くせり!という感じですね!

 

今日は、まだ乗ったことがなかった、勝浦 紀の松島の観光船に乗ってみたいと思います。

この勝浦は、氷河期以降に海水面の上昇があり、風光明媚なリアス式海岸が出来ました。

それを「紀の松島」と言いますが、これを観光する船です。

約1時間の周遊。

いま泊まっている、勝浦港緑地駐車場が海から見ることが出来ました。

船内の説明で、この地にまつわる歴史的な出来事、この地形が出来た成り立ちなどの説明があります。

この説明を聞いていると、どうやらこの辺の海岸は、未だ湯治場として開発されていない、自然に湧き出す温泉がいたる

ところにあるようですね!

名物の「ラクダ岩」。

ちょっと分かりにくいですが、右側が頭と考えてください。

この裏側にも温泉が湧きだしているようです。

一度「太地」の港に入ります。

ここで、クジラの資料館に行く方は降りるようですね。

この観光船は、一日10便くらいありますから、帰りもこの船に乗って、勝浦に帰ることが出来ます。

 

観光コースを周遊して、再び勝浦港に戻ってきました。

時間があるので、勝浦の港を歩いて回ってみます。

…。と、おもしろいものを見つけました!

勝浦 にぎわい市場!

ココで水揚げされたマグロなどを、様々に調理して観光客に振る舞う場所です。

中に入ってみると、なかなか魅力的なマグロ料理が販売されていました。

中でも、酒飲みの私がそそられたのは…。

これはそそられました!

この後、車の運転がなければ、間違いなく試していたでしょう…。

 

近くのスーパーに買い出しに出て、昨日と同じように、歩いて行ける銭湯「はまゆ」に行って温泉に入り…。

今日も一日が終わりました。

車の中で、エタノール暖炉の温かい空気の中、酒を飲んで勝浦で採れた魚を食し、大満足で眠りにつきます…。

 

 

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勝浦、ヤバイです…。その1

2025-01-07 08:40:30 | 旅(freedom person)

昨夜は勝浦港緑地駐車場で車中泊しました。

ココ、トイレはキレイでウォシュレット、おまけに皿も洗える水場もあります。

駐車場の周りは海なので、どこでも釣りが出来ます。

車のナンバーを見ると、九州、四国を除く、ほぼ全国から来られた方ばかりのようです。

しかも、見るからに重装備の車中泊車ばかり…。

車中泊常連者の越冬地…。どうやらその噂は本当のようです。

 

今日は天気も良くてポカポカ…。

とりあえず本日は熊野詣に出かけてみたいと思います。

まずやってきたのは、直ぐ近くの那智大社。

確か一番奥の駐車場が無料だったな…。とおもい来てみると、有料になっていました…。

車を置いて詣でに出かけます。

長い階段を上り…。

那智大社。

もちろん何度も来ている場所ですが、聖地なので何度来ても良いでしょう。

お参りを済ませて、今度はず~と階段を下りていくと…。

那智の滝です!

この那智の滝は、大昔この辺一帯が大きな火山だった時があり、その時の固い岩盤が残って滝になったものだそうです。

考えてみると…。

日本三大瀑布と言われる、華厳、袋田、そして、この那智と、すべて火山が要因で出来たものばかりですね!

この場所も、随分外国人の方が増えました。

階段を上がって駐車場に戻ります。

 

次にやってきたのは…。

速玉神社!

那智から20キロほど北に上がった新宮市にあります。

お参りを済ませて、近くにある神倉神社にも行って見ます。

駐車場が狭いと聞いていたので、2キロほどなので歩いていきます。

大きな岩がご神体の神社です。

この岩もスゴイのですが、実はこの神社はこっちもスゴイ!

この暴力的なほどの傾斜を持つ階段です!

恐らく、北海道せたな町にある太田山神社の次に参拝が危険な神社だと思います。

実際の傾斜はもっと凄く、高所恐怖症の方だと降りてくることが困難でしょう。

一度つまずいて転ぶと、もう止まれません…。

ガイドさんの話を横で聞いていたら…。

実は一か月ほど前にバックパッカーの若い女性が転んで、救急車で運ばれたそうです。

体力に自信のある、足腰がしっかりした方限定ですね!

 

今日は随分歩いてしまいました。

運転続きで体がなまっていたのでちょうど良かったです。

再び勝浦港緑地駐車場に帰ってきて、お風呂は近くのはまゆです。

天然温泉共同浴場です。

駐車場から歩いて行ける距離にあります。

勝浦港緑地駐車場が居心地がいいうえに、歩いて天然温泉浴場がある…。

これは居心地が良いはずです。

 

でも、勝浦のヤバさはこんなもんじゃなかったのです…。

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さらば上富田。そして、勝浦へ…。

2025-01-05 20:10:24 | 旅(freedom person)

朝、暗いうちから目が覚めて、最後にもう一度、ご先祖様のお墓に出向き、般若心経を唱えます。

今日はこの故郷を後にします。

ちょっとより道をし、彦五郎公園へ…。

演歌歌手 坂本冬美の直筆の碑がここにあったんですね!

凛としていながらも、どこか優しさを感じる字です。

彼女はお姉さんの横っちょで、ちょろちょろしていたのを見かけたくらいの記憶しかないのですが…。(お姉さんとは同

級生)

随分有名な演歌歌手になったものです。

 

ちょうど彼女がここにいたくらいの時代まで、この辺には不条理な差別がまだ残っていました…。

高校時代、こんな不条理な差別をなくすべく、高校の先生と共に、直接そんな差別の実態を調べる活動に参加したことが

あります。

事前に各家には連絡を入れて、いざ、そのお家に行って見ると…。

思い悩んで話されていたかと思うと、突然泣き出したり…。

「なんでも聞いてよ!隠さんとはなすわ…。」と、とても気さくな方がいたり…。

でも、対照的に…。

「入ってくんな~!!」と、怒鳴りつけられたりと…。

でも、私たちも覚悟の上での活動だったので、それほど動じることもありませんでした。

むしろ、ありのままの現実を、実際に目の当たりにして、いかにこの地域の方たちが苦しまれていたのか…。

そのことを知って、とても悲しくなったものです…。

当時、「寝た子を起こすな!」(つまり、忘れ去られようとしている差別を思い出させるな!)

そういう意見もあったのですが…。

地域の人々が集まり、考え、行動しているうちに、いつしか…。

つれもていこら!(共に歩んでいきましょう!)

そんな合言葉が生まれて、自然とそんな差別は解消されていきました…。

今から考えてみると…。

辛くはありましたが、しかし、この時の経験が、私が人として大きく成長出来た大事な経験だったような気がします。

もし、今の時代に同じようなことを高校生にやらせたとしたら…。

きっと、バカな親たちが、「ウチの子供に何をさせる!」と、怒り狂うでしょうね!

でも、本当の勉強って、自分自身も苦難を体験し、その中で考え、真実をつかみ取ってこそ得られるものではないでし

ょうか…?

 

彦五郎公園に立ち、故郷、上富田を眺めてみます。

子供のころ一緒に遊んだ友達、そして、同級生。

そんな彼らが、この故郷「上富田」を、ここまで立派な街に育ててくれたことに感謝です!

今では活気のある、立派な街に成長しました!

みんなが頑張ってくれたことに、心からありがとうを言いたいです。

帽子をとって一礼をし、この場を後にしました。

 

これから紀伊半島を南へと南下していきます…。が、

ちょっとより道!

富田の水!

美味しい水が、10リッター100円で汲めます。

ここもネット情報で知りました。

 

今はバイパス道が整備されていますので、アッという間に串本についてしまいます。

まず、旅人の定番の場所へ…。

本州最南端、潮岬です。

もう何度も来た場所なので、ササっと写真をとって次へ…。

くしもと大橋を渡って、大島へと渡ります。

この大島の東に弁天前食堂という、なかなかいい食堂があるんです。

車中泊系のユーチューブで知ったのですが、それを見て試しに来たくなりました。

注文したのが…。

伊勢海老天丼!

並、上、特上とありますが、今の私の胃袋には「並」で十分です。

中性脂肪が気になるお年頃ですが、こんな時くらいは良いでしょう。

どんぶりの伊勢海老もなかなかなのですが…。

ガラだけかと思っていた味噌汁にも、しっかり半身の伊勢海老が…。

腹いっぱい食べさせていただきました!

 

この後は、トルコ船救助記念碑へ…。

約100年前に、トルコ軍艦エルトゥールル号が嵐で遭難したとき、串本の方たちが献身的に彼らを救助したことを記念

して建てられた碑です。

この時代は、ロシアが強力な力を持ち、それを楯に近隣の国々に圧力をかけていたので、それに対抗すべく日本とトルコ

も協力関係を持ちたいという意図の元、エルトゥールル号は日本にやってきました。

その船が嵐で串本に座礁したわけですから、これは一大事です!

串本の方たちの救助行為に対し、トルコも最大限の感謝の意を表します。

この出来事以後は、トルコは日本に対する「恩」を決して忘れることはなくなりました。

この出来事は、今だにトルコの学校の教科書に載せられているそうです。

 

この後は、定番中の定番…。

橋杭岩です!

たくさんの方がいらっしゃいましたが、随分外国語が聞かれるようになりましたね!

 

更に走って…。

太地町 クジラの記念館!

ちょっと入館料が高かったので、表の捕鯨船の写真だけで勘弁してください!

 

そして今夜の宿。

勝浦港緑地公園駐車場!! 

車中泊常連組にとっては、有名な越冬車中泊地です。

日本中からはるばる、ここで越冬するためにやってくる車中泊マニアがたくさんいます。

実は、以前からこの場所は知っていながら、今回ここに泊まるのは初めて!

これから数日ここに留まるつもりです…。

(この滞在で、いかにこの場所での越冬が、車中泊者にとって快適なのか、思い知ることになります…。)

 

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