飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

勝浦、ヤバイです…。その1

2025-01-07 08:40:30 | 旅(freedom person)

昨夜は勝浦港緑地駐車場で車中泊しました。

ココ、トイレはキレイでウォシュレット、おまけに皿も洗える水場もあります。

駐車場の周りは海なので、どこでも釣りが出来ます。

車のナンバーを見ると、九州、四国を除く、ほぼ全国から来られた方ばかりのようです。

しかも、見るからに重装備の車中泊車ばかり…。

車中泊常連者の越冬地…。どうやらその噂は本当のようです。

 

今日は天気も良くてポカポカ…。

とりあえず本日は熊野詣に出かけてみたいと思います。

まずやってきたのは、直ぐ近くの那智大社。

確か一番奥の駐車場が無料だったな…。とおもい来てみると、有料になっていました…。

車を置いて詣でに出かけます。

長い階段を上り…。

那智大社。

もちろん何度も来ている場所ですが、聖地なので何度来ても良いでしょう。

お参りを済ませて、今度はず~と階段を下りていくと…。

那智の滝です!

この那智の滝は、大昔この辺一帯が大きな火山だった時があり、その時の固い岩盤が残って滝になったものだそうです。

考えてみると…。

日本三大瀑布と言われる、華厳、袋田、そして、この那智と、すべて火山が要因で出来たものばかりですね!

この場所も、随分外国人の方が増えました。

階段を上がって駐車場に戻ります。

 

次にやってきたのは…。

速玉神社!

那智から20キロほど北に上がった新宮市にあります。

お参りを済ませて、近くにある神倉神社にも行って見ます。

駐車場が狭いと聞いていたので、2キロほどなので歩いていきます。

大きな岩がご神体の神社です。

この岩もスゴイのですが、実はこの神社はこっちもスゴイ!

この暴力的なほどの傾斜を持つ階段です!

恐らく、北海道せたな町にある太田山神社の次に参拝が危険な神社だと思います。

実際の傾斜はもっと凄く、高所恐怖症の方だと降りてくることが困難でしょう。

一度つまずいて転ぶと、もう止まれません…。

ガイドさんの話を横で聞いていたら…。

実は一か月ほど前にバックパッカーの若い女性が転んで、救急車で運ばれたそうです。

体力に自信のある、足腰がしっかりした方限定ですね!

 

今日は随分歩いてしまいました。

運転続きで体がなまっていたのでちょうど良かったです。

再び勝浦港緑地駐車場に帰ってきて、お風呂は近くのはまゆです。

天然温泉共同浴場です。

駐車場から歩いて行ける距離にあります。

勝浦港緑地駐車場が居心地がいいうえに、歩いて天然温泉浴場がある…。

これは居心地が良いはずです。

 

でも、勝浦のヤバさはこんなもんじゃなかったのです…。

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さらば上富田。そして、勝浦へ…。

2025-01-05 20:10:24 | 旅(freedom person)

朝、暗いうちから目が覚めて、最後にもう一度、ご先祖様のお墓に出向き、般若心経を唱えます。

今日はこの故郷を後にします。

ちょっとより道をし、彦五郎公園へ…。

演歌歌手 坂本冬美の直筆の碑がここにあったんですね!

凛としていながらも、どこか優しさを感じる字です。

彼女はお姉さんの横っちょで、ちょろちょろしていたのを見かけたくらいの記憶しかないのですが…。(お姉さんとは同

級生)

随分有名な演歌歌手になったものです。

 

ちょうど彼女がここにいたくらいの時代まで、この辺には不条理な差別がまだ残っていました…。

高校時代、こんな不条理な差別をなくすべく、高校の先生と共に、直接そんな差別の実態を調べる活動に参加したことが

あります。

事前に各家には連絡を入れて、いざ、そのお家に行って見ると…。

思い悩んで話されていたかと思うと、突然泣き出したり…。

「なんでも聞いてよ!隠さんとはなすわ…。」と、とても気さくな方がいたり…。

でも、対照的に…。

「入ってくんな~!!」と、怒鳴りつけられたりと…。

でも、私たちも覚悟の上での活動だったので、それほど動じることもありませんでした。

むしろ、ありのままの現実を、実際に目の当たりにして、いかにこの地域の方たちが苦しまれていたのか…。

そのことを知って、とても悲しくなったものです…。

当時、「寝た子を起こすな!」(つまり、忘れ去られようとしている差別を思い出させるな!)

そういう意見もあったのですが…。

地域の人々が集まり、考え、行動しているうちに、いつしか…。

つれもていこら!(共に歩んでいきましょう!)

そんな合言葉が生まれて、自然とそんな差別は解消されていきました…。

今から考えてみると…。

辛くはありましたが、しかし、この時の経験が、私が人として大きく成長出来た大事な経験だったような気がします。

もし、今の時代に同じようなことを高校生にやらせたとしたら…。

きっと、バカな親たちが、「ウチの子供に何をさせる!」と、怒り狂うでしょうね!

でも、本当の勉強って、自分自身も苦難を体験し、その中で考え、真実をつかみ取ってこそ得られるものではないでし

ょうか…?

 

彦五郎公園に立ち、故郷、上富田を眺めてみます。

子供のころ一緒に遊んだ友達、そして、同級生。

そんな彼らが、この故郷「上富田」を、ここまで立派な街に育ててくれたことに感謝です!

今では活気のある、立派な街に成長しました!

みんなが頑張ってくれたことに、心からありがとうを言いたいです。

帽子をとって一礼をし、この場を後にしました。

 

これから紀伊半島を南へと南下していきます…。が、

ちょっとより道!

富田の水!

美味しい水が、10リッター100円で汲めます。

ここもネット情報で知りました。

 

今はバイパス道が整備されていますので、アッという間に串本についてしまいます。

まず、旅人の定番の場所へ…。

本州最南端、潮岬です。

もう何度も来た場所なので、ササっと写真をとって次へ…。

くしもと大橋を渡って、大島へと渡ります。

この大島の東に弁天前食堂という、なかなかいい食堂があるんです。

車中泊系のユーチューブで知ったのですが、それを見て試しに来たくなりました。

注文したのが…。

伊勢海老天丼!

並、上、特上とありますが、今の私の胃袋には「並」で十分です。

中性脂肪が気になるお年頃ですが、こんな時くらいは良いでしょう。

どんぶりの伊勢海老もなかなかなのですが…。

ガラだけかと思っていた味噌汁にも、しっかり半身の伊勢海老が…。

腹いっぱい食べさせていただきました!

 

この後は、トルコ船救助記念碑へ…。

約100年前に、トルコ軍艦エルトゥールル号が嵐で遭難したとき、串本の方たちが献身的に彼らを救助したことを記念

して建てられた碑です。

この時代は、ロシアが強力な力を持ち、それを楯に近隣の国々に圧力をかけていたので、それに対抗すべく日本とトルコ

も協力関係を持ちたいという意図の元、エルトゥールル号は日本にやってきました。

その船が嵐で串本に座礁したわけですから、これは一大事です!

串本の方たちの救助行為に対し、トルコも最大限の感謝の意を表します。

この出来事以後は、トルコは日本に対する「恩」を決して忘れることはなくなりました。

この出来事は、今だにトルコの学校の教科書に載せられているそうです。

 

この後は、定番中の定番…。

橋杭岩です!

たくさんの方がいらっしゃいましたが、随分外国語が聞かれるようになりましたね!

 

更に走って…。

太地町 クジラの記念館!

ちょっと入館料が高かったので、表の捕鯨船の写真だけで勘弁してください!

 

そして今夜の宿。

勝浦港緑地公園駐車場!! 

車中泊常連組にとっては、有名な越冬車中泊地です。

日本中からはるばる、ここで越冬するためにやってくる車中泊マニアがたくさんいます。

実は、以前からこの場所は知っていながら、今回ここに泊まるのは初めて!

これから数日ここに留まるつもりです…。

(この滞在で、いかにこの場所での越冬が、車中泊者にとって快適なのか、思い知ることになります…。)

 

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上富田での日々…。2日目

2025-01-04 14:55:37 | 旅(freedom person)

故郷、上富田(かみとんだと読む)での二日目です。

今日はまず、まだ知らなかった郷土の名所に行って見たいと思います!

 

その前に、なかなか帰ってこれないので、再びご先祖様のお墓に出向き、般若心経を唱えます。

お寺から降りたところで…。

明治22年、紀伊半島南部を襲った豪雨で、増水した水位を記した記念碑がこのお寺にはあります。

この当時の住職が、その時の水位を覚えていたため、こうして記録に留めることが出来ました。

実は、この界隈にある別のお寺のいくつかにも、同じようにこの時の水位を記録したものがあったそうですが…。

その記録が今の時代になって、コンピュータ解析にかけることにより、このときの水害の正確な状況が再現できたそうで

す。

その時出来ることを、後世のためにとにかくやっておく…。

それが100年後の時代に、大きな成果となったようです。

ちなみに…。

北海道札幌の少し北に「新十津川村」という町がありますが、これはこの時の水害の時、この近くの奈良県南部の十津

川村の人たちが、壊滅した田畑を捨てて北海道に移住し作った町なのだそうです。

 

さて、今日の目的の場所に移動したいと思います。

田辺市の北東に位置する場所に、上秋津というところがありますが、ここには隠れた名所があります。

比企岩群!

1000万年ほど前に海に積もった土砂が、その後隆起して、地層が傾き出来上がったものだそうです。

NHKで、「日本100低山」という番組を放送していますが、それにも紹介された低山です。

酒場詩人、吉田類さんが紹介していたのですが、その番組を見て無性に登りたくなり来てしまいました!

故郷ながら、機会がなくて一度も登っていなかったんです…。

比企岩の比企とは、ヒキガエルのヒキのこと。

岩山の姿がヒキガエルに似ているから、こう名付けられたのだそうです。

簡単に登れる割には絶景でした!

 

比企岩群の次に向かったのは、奇絶峡!

高尾山という山の谷あいにある峡谷です。

硬い岩盤に、仏様が彫られています。

実は、木に隠れてもう二体の仏様がいらっしゃいます。

江戸時代くらいに掘られたものなのかと思っていたのですが…。

実は、私が生まれて間もなく彫られた、比較的新しい仏様のようです。

実はここの岩盤、よ~く見ると火山性のものなのです。

私も日本中を旅して、いろいろな火山地帯も旅しているうち、数年前に故郷にもそれと同じ岩があることに気付きまし

た。

この奇絶峡のある高尾山、そして、その隣にある槙山、これらの直線上に位置する分領山も同じ火山性の岩盤で出来てお

り、これらは昔、この辺の山は溶岩の隆起で出来たことを物語っていると思えます。

その証拠に、これらの山の線上には、鮎川温泉、南部温泉などの温泉が湧きだしています。

今は紀伊半島には火山はありませんが、昔は実は火山だらけだったようですね!

本日も再び白浜温泉の松の湯に浸かり、その後ちょっと時間があったので…。

熊野白浜空港。

以前はDC9という旅客機を使っていましたが、確かこの飛行機引退したはずだなと思い…。

今この狭い滑走路で、どの飛行機を使っているのかな?と、興味があり来てみました。

ボーイング737を飛ばしていたんですね!

60年近く前に初飛行していながら、未だに生産されている名機です。

時代が進むとともにエンジンの直径も大きくなり、今は無理やり主翼に直付けしてますね!

 

このあと…。

このブログにコメントを下さるケロちゃんさんが帰ってきていないかな?と、見てみたのですが…。

元旦には少しだけ早かったせいか、まだ帰られていませんでした。

残念!

酒のつまみをとれとれ市場で買って帰ります…。

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上富田での日々…。1日目

2025-01-03 19:37:52 | 旅(freedom person)

昨日は夕方に故郷について、ゆっくりとくつろぎました。

一夜明けて、まず向かったのは…。

ご先祖様のお墓!

我が家は父親の代で7代続く家です。

子供のころから法事法事で、いったい誰の何回目の法事なのか、全く分からないままに…。

痺れる足に我慢しながら、ずっとお経を聞いていたものです。

でも、ご先祖様は大切にしなければいけません。

お墓をきれいに掃除し、花を供え…。

お線香をあげた後、最後は今覚えている般若心経を唱えます。

まだ、覚え始めながら、子供のころから聞いていたせいでしょう。

既に半分ほどは経本を見ずとも唱えられるから不思議です…。

まさに、「門前の小僧、習わぬ経を読む。」ですね!

 

気の済むまで掃除したせいで、午前中はしっかりかかってしまいました。

その後は、ゆる~とのサイトで調べて、近くの白浜温泉へ行って見ます。

親しみやすい公衆浴場は、行って見ると車を駐車するスペースがない!

いろいろ探してみると、松の湯という面白い銭湯を発見!

温泉街の中心から少し離れているせいか、また、駐車場があるにも関わらず、分かりにくいせいか…。

意外と簡単に駐車出来てしまいました

しかも入浴料300円!

でも、シャワーは水シャワーだけです。

でも、そこがなんとも味があり…。

すっかりこの松の湯が気に入ってしまいました!

 

お風呂ですっきりした後は、酒の肴を買いにとれとれ市場へ…。

堅田漁協だけで運営される、全国的にも珍しい産直市場です。

今では一般観光客が、この地でお土産を買い求める定番となった場所ですが…。

地元の産業の活性化を目指し、捨て身の大博打を打って成功した男の秘話は、地元民くらいしか知らないでしょう。

ここの凄いところは、地元スーパーにも引けを取らないくらいのお買い得品が多いこと。

観光地価格ではない。だからこそ、地元人も買い物に来ていて…。

そこが成功のカギとなったのでしょう。

 

こうして私の故郷での一日目が過ぎていきました…。

 

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いざ和歌山へ!

2025-01-03 15:08:40 | 旅(freedom person)

この年末年始、ちょっと故郷の和歌山へ行ってきました!

私が住む茨城からは700キロ程度。

当然全部下道なので、2日間がかりの移動になります。

 

夜3時、冷え込む中を西へと向かいます。

私はいつも西日本への移動は、長野県を抜けて名古屋へとでて…。

三重県の亀山より国道25号線を抜けて京奈和自動車道を通るルートを使います。

このルートが下道では最も早いようです。

 

途中、長野県御代田町にある御代田のひろばに立ち寄ります。

その理由は…。

この上に被せられた屋根の部分は、実は私が作りました。

他にも、この広場にあるテント類は、全部私が作ったものです。

これらはちょうど二年前に設置したものですが…。

その後の具合を確認しておきたかったんです。

2年たってしまったんで、それなりには傷んでいますが、まだまだいけそうです。

これらはターポリンという、パイプテントなどに使われている生地で作っています。

 

この公園は、御代田町の地域おこし協力隊の方々が作ったものですが…。

地域おこし協力隊の方たちって、地域を越えて横のつながりがあるらしく…。

たまたま私は地元の茨城での地域おこし協力隊の方たちとご縁があり、その紹介で手掛けた仕事なんです。

 

実は上のテント、結構形状が複雑で…。

確かにこんなもの、普通の縫製業者だったらお手上げだと思います。

しかもワンオフ製品でリスクも非常に高い…。

私のようなもの好きでなければ、決して作らないでしょう。

 

後、2~3年は持つのではないでしょうか?

とにかく、問題なく使えていて何よりです!

 

この後、蓼科の横を抜けて白樺湖へと出て、茅野市、高遠経由にて…。

中央アルプスを貫く権兵衛トンネルを通って岐阜へと南下します。

大垣にて既に夕暮れ…。

この日は月見の里南濃の道の駅で一泊します。

トラックの駐車場が離れており、意外と静かな道の駅です。

 

移動二日目

早朝に目覚めて(というよりは、車中泊では早く寝てしまうので、目覚めが早いだけ。)移動を始めます。

亀山より予定通りに国道25号線に乗り、天理まで抜け、ここから京奈和自動車道に乗ります。

無料ですが実質的には高速道路と同じ。

あっという間に和歌山です。

ひたすら下道を走り、昼過ぎには故郷の上富田町に着きます。

この町は南紀白浜町と田辺市に隣接する小さな町です。

ここ近年爆発的に人口が増えた町で、私がこの街を出た40年前に比べ、住んでいる方が倍以上になっています。

 

久々にこの街で、少し過ごします…。

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