8月28日。舟形町河川公園で目覚めます。
ここはキャンプ禁止なのですが、車中泊では泊まれるようです。
昨夜はかなり激しい雨が降り、一時は退去も考えましたが…。
適当なところで止んでくれ、助かりました。
夏の車中泊を出来るだけ涼しく快適にするのって…。
一つは、なるべく標高の高いところで休むことがあると思います。
でも、もう一つ方法があって…。
この舟形町河川公園のように、山間の中の谷で休む方法もあると思います。
これ、どうして涼しく過ごせるのかというと…。
昼間、山では木々が太陽の熱を吸収し、その木々の根元は思いのほか温度が低い状態になっています。
ここにあった冷たい空気が、周りの温まった空気より重いため、夜になると、まるで水が流れるようなイメージで、谷を
降りてきて河川を流れ下るようなのです。
コレ、体感してみると結構分かります。
地図で探すと、この谷あいで車中泊できる場所って、それなりに見つけることが出来るので、夏の車中泊にこれを活用す
るのも手だと思います。
まあ、超大容量のバッテリーを備え、一晩中エアコンがかけられる、超高級キャンピングカーに乗られている方は問題に
ならないでしょうけどね!
本日はゆっくりと南下していきます。
急ぐ旅でもないので、ちょっと寄り道!
銀山温泉です!
ここ、千と千尋の神隠しのヒントになった場所とも言われています。
(ちなみに、この映画の中の初めのシーンで、神々が夜になって客船から次々と現れるシーンは、先日いた北海道洞爺
湖の、夜のライトアップ観光船を模しているらしい。)
古い大正時代の旅館がそのまま活用されています。
もう今の消防法では、到底認められない建て方ですね!
何かあったら、もうこの風景は再現することは出来ません。
とにかくノスタルジック感にあふれ、美しい風景です。
ここでは、当時の漆喰職人の技の高さも見ることが出来ます。
コテ一つでこれだけ正確に漆喰細工が出来るってスゴイと思います。
今日はゆっくり進んでいきます。
天童の道の駅で、野菜なんかを物色…。
軽くお昼を食べて、高畠の道の駅で休憩…。
しかし、暑い…。
ここまで降りてきたんだから、当然ですが…。
本当は、この後峠を越えて、太平洋側に行くつもりでしたが…。
このまま進んでしまうと、今晩大変なことになりそうなので…。
山ルートに変更します!
その前に、瓜割石公園をちょっと覗いていきます。
これだけきれいに石を切り出していると、神秘的!
途中、浜田広助資料館に立ち寄ります。
童話泣いた赤鬼の作者です。
今年のゴールデンウィークの旅で、泊まった旅館にたまたまこの方の名前が使われていたので、気になっていました。
このお話し、赤鬼が人間と仲良くなりたかったばかりに、大切な友人の青鬼を失ってしまうというものです。
誰も悪い人はいないのですが、悲しいお話です。
米沢方向に進みますが、結構暑く、エアコンをかけて進みます。
でも…。
福島県に入ってみると、意外に暑くない?
これならこの辺で泊まれそうです。
今夜の宿は、会津坂下の道の駅…。の、隣の河川敷公園かな?
ここ、静かですが道の駅がすぐそこなので、便利なんです。