飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハンググライダー歴30年の講習生?

2018-03-19 15:48:43 | ハング(hangglider)
実は私、先日、ハンググライダーの講習を受けました。

なぜ?何のため?ハンググライダーを30年もやっているんでしょ?

当然そんな声が聞こえてきそうですが…。

私、ず~とず~とず~~~と、ハンググライダーで飛んでいなかったんです!

これでは、このブログの名前にもなっている「飛行中年」がウソになってしまいますよね(笑)





長年この業界で食わせていただいていたのですが、数年前からいよいよ忙しくなってしまったり、その他もろもろの理由にて、

ずっと飛べなくなってしまっていたんです…。


でも、やっぱり飛びたい…。何とか復帰したい!

と、いうことで…。

さすがにず~と、ず~と、ず~~~と飛んでいなかったので…。

不安に思い、

自分から講習場にて、ちゃんと飛べる技能があるのか見極めてみたという次第です!



結論を申しますと、全く問題なく、体がちゃんとハンググライダーの操縦を覚えてました!…が、



でも、大切なのは、「慎重すぎることはない!」という事なのです。

事故というものは、一つの要因で起こることは少ないものです。

いくつかの事故になる要因が重なってしまったとき…。その時に事故が起こっているのです。

ならば、その事故となる要因を、あらかじめ取り去ることが出来るのであれば、それは、最大限に努力して取り去る事が、事故を防止するには有効だと私は思います。


この日は、私以外にも4名の方が講習を受けておられましたが、この内二名の方が、実は私より年上の方だったのです。

一緒に講習をしながら、この方たちといろいろなお話をしましたが、皆さん、とてもきれいな目をされていたことが印象的でした。

そして、私はそんな方たちと一緒に講習を受けているうちに、次のようなことを思いました。


記録に残るようなフライト、あるいは、大きな大会で上位に入る…。そんなフライトは当然素晴らしいものだと思います

しかし、こうして空を飛ぶことを夢見て、たった数秒のフライトをするために、一生懸命になって努力する…。

私は、これもとても素晴らしいことだと思います。


この日は、自分がそれなりに飛べることが分かったので、出来ればこの日に共に講習を受けられている方のためにも、模範的な飛行が出来ないかと、年甲斐もなく一生懸命頑張りました。



人は、それぞれに違う人生を歩んでいます。

その人生の中では、当然いろいろなことが起こります。

つらいこと、悲しいこと、うれしいこと、楽しいこと…。

でも、どんな時でも「夢」をみることだけは捨ててはいけないと思います。

「夢」を捨ててしまうと、生きる力そのものも失ってしまいます。

この日、この講習場で出会った方々は、「自分の力で空を飛んでみたい」という「夢」を持っていました。

そして、その夢に向かって、一生懸命努力していました。

これはとても大事なことです。

私のように、この業界にたずさわる人間は、このような夢を持たれている方のお役に立てるよう、最大限に努力しなければいけないと思います。


私はこの日、一生懸命講習をされている方々を見ながら、そんなことを思いました。

たった一日の講習でしたが、上に述べたようなことを感じ取ることができ、私にとっては得るものは大きかったように思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする