飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

春の東北の旅 その2

2022-05-17 20:43:19 | 旅(freedom person)

道の駅「寒河江」…。の裏の河川敷公園で目覚めた朝…。

どうして、車中泊旅で最初に目覚める朝は、こんなにすがすがしいのでしょうか!

浮世から外れて、自分だけの世界を作ることができた満足感?

車中泊を快適に過ごせるようになってしまうと、旅の世界が無限に広がってしまうので、本当に楽しいです!

…。

今朝は、いつも車中泊の朝食の定番である「うどん」が、出汁が切れていてできない!

ちょこちょこっと車の中を探してみると、焼きそばソースの顆粒があった!

これだ!

ダッチオーブンのふたをフライパンにして、焼うどん!

なかなか美味しかったです!

 

今日はさらに北に向かいます。

とっとこ走ってやってきたのは…。

銀山温泉!

大正時代に建てられた宿が、半端ないノスタルジック感を放っています。

この雰囲気、本当にいいですね。

ゆっくりと温泉街を散策…。

まだ桜が咲いていました。

今日は平日でしたが、GW中は大変な人だったでしょうね!

銀山温泉を後にします。

途中で見えた鳥海山。

まだ雪をかぶっていますね!

 

その後やってきたのは、十文字町。

お昼ごはんは丸竹食堂。

ここはラーメンが有名です。

注文したのは定番の醤油ラーメンですが…。

ここのラーメンは、ちょっと違います!

まるでそうめんのような細い麺。

煮干しがしっかりきいたスープ…。

とてもあっさりしていて美味しいです!

これで500円は安いです!

 

昼食の後は、増田漫画美術館へ。

ここは、「釣りキチ三平」の作者である矢口高雄さんの出身地であることから、この漫画美術館が作られました。

特設展以外ならば無料で見られます。

中に入ると、名だたる漫画家さんたちの原画が展示されています。

いつも思うのですが…。

漫画の原画って、本当にきれいだと思います。

肉筆で、よくこんなにもきれいな線が描けるものです。

残念ながら、中は撮影禁止なので、そのきれいな原画は載せられません…。

 

漫画美術館を堪能した後は、泥湯温泉へ。

ここ、かなりひなびた感じなのですが、泉質が本当にいいんです!

ゆっくり浸からせていただきました。

本当は、この後、川原毛地獄と湯滝を見るつもりでしたが、道路が通行止め…。

仕方なく来た道を折り返します。

帰り道…。

ミズバショウの花がきれいでした。

今夜はさんないの道の駅で一泊します。

明日は、北の京都と言われる角館に向かいます。

 

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春の東北の旅 その1

2022-05-16 18:12:14 | 旅(freedom person)

どっどど。 どどうど。

ある風の強い朝、私は岩手を目指しました。

春の車中泊、東北の旅の始まりです。

 

BGM♪ 「緑の町に舞い降りて」 松任谷由美 アルバム  悲しいほどお天気より。

 

今回の車中泊旅は、宮沢賢治を訪ねて、岩手を目指します。

 

軽やかなBGMのなか、まずは山形方面を目指します。

ちなみにこのBGM 「緑の町に舞い降りて」は、松任谷由美がまだ少女時代、宮沢賢治を訪ねて、岩手を旅した時の曲で

す。

音楽音痴の私ですが…。

よく聞くとこの曲、サンバのリズムで仕上げられていて、気持ちがウキウキとしてきます。

 

まずは会津坂下で昼食。

やってきたのはドライブインほり。

ここ、馬刺しが有名です!

当然、馬刺し定食を注文。

馬刺しがたっぷり入って、これで1000円。

美味しくいただきました!

今夜の酒の肴に、馬肉の煮込みも購入!

これも大好きなんです。

 

昼食後、道の駅喜多方でお昼寝…。

 

その後やってきたのは南陽スカイパーク。

パラグライダー、ハンググライダーのエリアです。

お忍びで行ったつもりでしたが、しっかり地元フライヤーに見つかってしまいました…。

昔はちょうどいま時期に、ハンググライダーの大会を開いていました。

今年は久々に、夏に大会が開かれるようです。

 

山を降りて…。

南陽市にある公衆浴場あずま湯さんへ。

100円で入ることができる浴場です。

残念ながらこの浴場、5月中旬に、新しい浴場が近くにできるため、閉鎖になってしまうようです。

30年も前から個人的にはお世話になっていた浴場。

閉鎖直前にやってこれて良かったです。

この日の宿泊は、道の駅寒河江…。の、すぐ裏にある河川敷の公園。

静かでトイレも近く、洗い場もあり快適に過ごせます。

 

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旅の途中…。

2022-05-15 09:02:56 | 旅(freedom person)

旅の途中…。

大川小学校は雨でした。

津波で壊れた小学校は、心が痛く、写真を撮ることができませんでした。

壊れた小学校を見ていると、子供たちの悲鳴が聞こえてきそうです…。

 

※大川小学校とは、2011年3月11日の東日本大震災による津波で、多くの児童の命が奪われた小学校です。

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恐山のイタコさん…。

2022-05-04 21:05:19 | 人生論(life)

私は毎年北海道に行っていますが、その途中でよく寄る恐山…。

青森の下北半島にありますが、ここは、死者が集まる場所ともいわれ、イタコさんが有名ですね!

「口寄せ」といわれる、死者を自らの体に乗り移らせて、その思いを伝える行為が有名です。

若いころは何も悟らずに、胡散臭い!なんて、イタコさんには失礼なことを思っていましたが…。

イタコさんのこんな仕事って、実はとても大事なことだと、年をとってから分かるようになりました…。

…。

このイタコさんの口寄せ。

「予約ができない。」ことを皆さんはご存じでしょうか?

なぜ予約ができないのか…。

死んだ者の声を聞きたい人たちは、夏の暑い日差しの中、自分の順番が回ってくるのを何時間でも待っています。

この「予約ができない。」ことって、私は、実は重要な意味が隠されているんじゃないかって、思えてならないんで

す…。

 

皆さんは、お釈迦様のケシの実の話をご存じでしょうか?

お釈迦様の名声を聞いたある女が、死んだわが子を抱いて、お釈迦様にこの子を蘇らせてくれと頼みます。

そんな女に、お釈迦様は「それならば、ケシの実を集めてきてください、ただし…。そのケシの実は死者が出た家のものは

ダメです。死者が出ていない家のケシの実だけを集めてください。」と言いました。

女はわが子を蘇らせたい一心で、死者が出ていない家のケシの実を集めようとしますが…。

いくら家を回っても、死者が出ていない家なんて見つかりません…。

だって、人は必ず死ぬんですから…。

疲れ果てた女は悟ります。

そして、再びお釈迦様のもとへと訪れ、こういいます。

お釈迦様、あなたは私に人は必ず死ぬことを悟らせたかったんですね。そして、この苦しみは自分で乗り越えるしかない

んですね…。

 

恐山の口寄せは、一見胡散臭そうに思えるかもしれませんが、愛する者を失った方たちは、どうしようもなくて、自分の

気持ちの整理がつけられず、藁をもすがる思いでイタコさんに会いに来ます。

その時…。

順番を待つ人たち、周りの人すべてが、自分と同じ境遇にあることに気づきます。

何時間も待つ間に…。

当然周りの方との会話も生まれるわけであり…。

そんな人とのかかわりあいの中で、おのずと自分の心の整理がついてくるように思えるんです。

人は必ず死にます。

残されたものは…。前に進むしかないんです…。

決まり切った答えですが、愛する者を失った方は、それがなかなかできないんです…。

そんな、愛する者を失った方の心のケアをするのが、イタコさんの仕事であり、それには、恐山に行って、長い時間順番

を待ち、周りにいる自分と同じ境遇の方と話をしてみることが必要なんだと思うんです。

だから、あえて、イタコさんの口寄せは、予約を受け付けず、延々と順番が回ってくるまで待たせるようにしているんだ

と、私には思えるんです…。

 

 

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