ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

入社試験受験料

2013年12月25日 | 時事
オヤジは賛成。

収益が主眼の大学の受験料に比べれば、本気度を図る目的としては俄然良心的な価格設定。
企業は大学以上にリクルートにコストをかけてますから。

下手な鉄砲数打ちゃ当たる方式は受験勉強では通じるかもしれませんが、就職試験ではそうそう通用するものではないと思います。
企業だって基本は一生の付き合いを決めるわけですから。

オヤジも年齢と役割柄から採用面接のお手伝いをすることがありますが、志望度合いは面接冒頭1分足らずでだいたい解ります。
ここに出ている賛否の言葉でいけば、お金をとられるのはキツイを思っているくらいなら受けなければいいんです。

記事に出ている総合商社の担当者の反対意見。人気業種ならではです。
優秀かどうかではなく、本気で入りたいと思っているかどうかのふるいにはなります。

識者と世間では呼ばれる学者さんのご意見。機会の平等はお金を払えばいくらでも担保されます。
数千円レベルの就職活動が平等を左右するなら、万円単位の大学進学など不平等の極みでしょう。

企業にも覚悟あっての意思決定。
ウチはそこまで覚悟できないだろうな・・・。

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<絞り込み・勇み足・支払いキツイ…有料入社試験>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2013年12月25日

 今月から本格化した2015年春卒業予定の大学生らの就職活動を巡り、大手IT企業「ドワンゴ」(東京)が打ち出した「受験料制度」が議論を呼んでいる。

 入社を希望する学生に2525円の支払いを求め、本当に入りたい人だけに絞り込むのが狙いだ。

          ◇

 「受験料制度」に対する賛否は分かれている。

 服飾業界への就職を希望する城西大3年生(20)(さいたま市)は「1人で100社でも受けられる時代なので、ある程度の制約は必要。希望する会社が有料化しても僕は受ける」と明言する。

 一方、TV局や出版社を目指す成城大3年生(21)(東京都八王子市)は「お金を取られるのはきつい。熱意の示させ方はほかにもある」と疑問視する。

 来春卒業予定の学生の採用で約5万人の応募があったというIT企業。採用担当者は「ネットでは簡単に応募できるため、事業内容すら理解していない学生もいる。本当に働きたい人に出会いたいという狙いには共感できる」と支持する。しかし、総合商社の採用担当者は「お金を払える人が優秀とは限らず、ふるい分けの基準にするのは難しいと思う」と否定的だ。

 識者の意見も分かれる。就職情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長は「本気度の高い学生に絞り込み、時間をかけて選考する戦略では。受験料の支払いは学生側の納得を前提にしており、いちがいに否定されるべきものではない」と語る。阿部真大・甲南大准教授(労働社会学)は「同じことをする企業が増えれば、お金で学生の就職活動が左右されかねない。問題意識は理解できるが、機会の平等を重んじる社会の流れからすれば勇み足ではないか」と指摘している。
コメント
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