記者会見に思う。

首相の記者会見のＬＩＶＥを最初から最後まで視ることって意外と稀だなと思って視てました。
結局、その後のニュースでエッセンス（らしきところ）が抜粋されていて、こんなやりとりだったと要約されたものを「なるほど・・・」と受け止めていました。

今更ながら、首相の記者会見というのは究極の出来レースなんだと感じました。
それでもお互いのアリバイ証明とばかり、訊くべきことは訊いたぞという側と答えられるものは答えたぞという側の間で、論理的には成立していない質疑応答が展開されているのは何とも滑稽でした。
首相記者会見とはそんなもんなんでしょう。
専門家と称する有名な学者さんにとって、論理はすれ違って当たり前という同じ土俵に立つことはやっぱり苦痛なんだろうなとご同情申し上げます。

再延長にあたって、首長の皆様は延長した約２０日間でこれから先を見据えて何をしたのか？
オヤジには多くの方が自粛要請を繰り返すばかりでただ流されているようにしか映りませんでした。
これから首長の能力を表す数字が冷徹に表に出てくることと思います。

記者会見で「１日１００万回接種が目標」を繰り返されましたので、オヤジも繰り返します。
大規模接種が開始された今週を見る限りは、その目標はまだワンストレッチどころか夢のような戯言にしか聞こえません。
これから加速度的に１日当たりの接種数のカーブが右肩上がりになるのだとしても、１００万回レベルになるのは６月下旬じゃないでしょうか。

累計で現状約８１０万回です。
この調子だと６月下旬までに累計で１０００万回を超えるかどうかくらいでしょうか。
そこから仮に１日１００万回レベルを維持したとして・・・７月末までの累計はどう考えても上限５０００万回くらい。
これを一人当たり２回接種なので単純に割ると２５００万人。
高齢者の接種完了どころか、日本国民の４分の１にも達しません。

この時に１日当たり１００万回は達成した、コロナは抑え込んだと胸を張って言われるのでしょうか。
時期的にはオリパラ真っ盛りのことと思いますが。。。

これもあくまでも１日１００万回レベルになったと仮定してのハナシです。
約束した数ではなくブチ上げた目標ですから、そうならない可能性の方が高いと思っていた方が現実的でしょう。
結局、秋以降いやいや年内に接種できれば御の字というオヤジのようなその他大勢は、自粛して自衛せざるを得ない。
無能な首長の思う壺です。。。