ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

能面検事

2024年07月04日 | 私事
(ヤフーニュース配信SBS2024年7月4日付「裁判長が声詰まらせ説諭『千奈ちゃんは事件の教訓になるために生まれてきたわけではない』通園バス置き去り死事件で元理事長に禁錮1年4か月の実刑判決=静岡地裁」)
裁判長の気持ちは痛いほど解ります。
それでも敢えて言えば、裁判長が法廷での説諭の場で自らの感情を露わにすることはいかがなものか?

天邪鬼オヤジは判決内容に裁判長自身の感情が絡んでいないかを心配してしまいました。
己の感情に左右されず事実に基づき法律に則って善悪を判断し犯罪を裁くところに、公正さを担保する「法の支配」の意義があります。
だから明治維新を機に仇討ちも禁止になりました。裁きは法に任せよと。

記事にも記されていますが、園児全員がバスから下りたかの確認をしなかった園長、その後に登園していないことに気付いていながら親に確認すらしなかった担任、その職務に就く者が当然やるべきことをやらなかった責任とその結果として園児が命を落とすことになった責任を法的にどう裁くか。
裁判長は声を詰まらせるのではなく、粛々と職務に対する無責任さを説くべきだったのではと思うのです。

・・・なんて偉そうに言い放ちましたが、オヤジは今読んでいる小説に感化されてます。
中山七里の「能面検事」シリーズ。
今、シリーズ3作目「能面刑事の死闘」を拝読中です。

オヤジには絶対に真似が出来ない一切の感情を言動に出さず原理原則で動く「能面検事」と言われる大阪地検の不破検事と、その検事付きの事務官で何事も感情が絡んでしまう熱血漢の惣領事務官の凸凹コンビのミステリー。
中山七里の術中に嵌り簡単に小説の世界に引き込まれたオヤジは、そのままの感覚で現実の新聞記事を読んで感情的になっちゃいました。
お粗末でしたっ!

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