北陸の雪 (後記)
オートフォーカシング(AF)について書くと言ったことを忘れていました。少し、写真とかカメラとかに関して書いてみましょう。
1)今回の撮影は、厳しい環境での撮影でした。雪の降る時のフォーカシング、真っ白な雪に対するフォーカシング。AFの得意でないペンタックスにとっては、舌打ちする場面に何度か出くわしました。キャノンだったら、こんなことにはならなかったのではと思うのです。でも、実際に本当に困ったことはそうはなかった。なんとかなってしまうのです。<焦点を合わせるところをカメラが勝手に決めるということはおかしい、こちらがきめるべきでしょう。マニュアル撮影が基本だ>という姿勢、私もそういうスタンスですし、ペンタックスもそういうスタンスでした。
2)ペンタックスも世の中の流れに勝てずに、AF、連写、動画を追いかけるようになりました。世の中の流れは、一つには携帯電話の影響を受けているのでしょう。写真というのはコミュニケーション手段である。だから動画のほうがいい。写すのは人が中心だからAFの方がいい。
3)もう一つは、テクノロジーに対する憧憬の念、人の本質です。カメラは人にできないことができるから面白い、だからカメラをつかう。カメラが、記録すること自体、望遠、ボケ、連写、高速シャッター、超高感度撮影、などなど、人の能力を超えた、出来ないことを出来るようにすることが人の興味をとらえたのでしょう。ネットにでてくる素人さんのカメラ評論はこれらテクノロジーに対するあこがればかりです。 私も、テクノロジーは嫌いではありません。デジタル化は新しい可能性をカメラに与えたのです。
4)音楽でアコースティックジャズを演奏していた大御所はみなこぞって電子楽器をつかったフュージョンに新しい可能性を追いました、そして10年もしないうちに、再び全員、アコースティックにもどりました。結局、電子音はアコースティックの音表現にかなわなかったのです。でもいくつもの音楽的進化を与えました。カメラのデジタル化はこれからどうなるのでしょうか?レコードからCDに移ったように、完全に制覇するのでしょうか?現在の方向は全部定着するのでしょうか? 大半が飽きられるのでしょうか?
4)白ペンキオジサンがキャノン、巨大白ペンキズーム一本もって、いつもバシャバシャバシャと3連写(露出を3ポイントかえているのか、ホワイトバランスを3ポイントかえているのかしりませんが)。なにか機械を使っていること自体が興味みたいな。私はこれをやったことないので、いいかわるいかわからない。これまで、当方は絶対白ペンキオジサンにはならないと思っていたのですが、今回の雪の旅で、過酷な条件で撮影していると、私も白ペンキオジサンをやってみようかという誘惑にかられてきました。いまの機材では、たしかにシャッターチャンスを逃しています。フルサイズ、キャノンマークII D5 に白ペンキズームがやっぱり信頼できる。どんな条件でもチャンスを逃さない。この気持がわかります。例えば、アフリカで航空写真を撮っている人にとって、チャンスを逃すわけにはいかないのです。確かにに高速連写と高速AFがあれば、もっとできることが広がります。バスからだっていい写真がとれるかもしれません。ペンタックス、単焦点limitedレンズの旅も楽しいし。困ったものだ。両方持って歩くのはとんでもなく大変だ。しかし、なんとなく、両方持って歩いている自分がチラチラ見てきました。
5)超高感度撮影、これだけはどうしても私に必要だ。絵作りの自由度を大きく広げてくれる。私の写真は絵作りだから、高速はあきらめても、高感度はどうしても必要だ。ペンタックスK5は飛躍的に高感度撮影を進化させたという。さて、K5を買って、ペンタックスを完成させてから、キャノンMark IIを買おうか? ごちゃごちゃ言わずにさっさとMark IIを買おうか。これでは、また0からレンズを集めなければならない。30から40万円かけて、Mark IIフルサイズを買たって、コストの割には、写真がかわらないのではなかろうか? ペンタックスのフルサイズを待つか? ブツブツ、ブツブツ。いっそ、中判デジタル、ペンタックス645Dを70万円だして買おうか? どうしても三脚がきらいだから、ダメだ。ブツブツ。しかし、重たいな。腰は痛いし、重たいリュックを背負うと安定がわるくて、遭難しそうになるし。ブツブツ。だれか教えてください、そこらの、白ペンキオジサンはどんな写真をとっているのか? ほんとうに満足しているのか?
オートフォーカシング(AF)について書くと言ったことを忘れていました。少し、写真とかカメラとかに関して書いてみましょう。
1)今回の撮影は、厳しい環境での撮影でした。雪の降る時のフォーカシング、真っ白な雪に対するフォーカシング。AFの得意でないペンタックスにとっては、舌打ちする場面に何度か出くわしました。キャノンだったら、こんなことにはならなかったのではと思うのです。でも、実際に本当に困ったことはそうはなかった。なんとかなってしまうのです。<焦点を合わせるところをカメラが勝手に決めるということはおかしい、こちらがきめるべきでしょう。マニュアル撮影が基本だ>という姿勢、私もそういうスタンスですし、ペンタックスもそういうスタンスでした。
2)ペンタックスも世の中の流れに勝てずに、AF、連写、動画を追いかけるようになりました。世の中の流れは、一つには携帯電話の影響を受けているのでしょう。写真というのはコミュニケーション手段である。だから動画のほうがいい。写すのは人が中心だからAFの方がいい。
3)もう一つは、テクノロジーに対する憧憬の念、人の本質です。カメラは人にできないことができるから面白い、だからカメラをつかう。カメラが、記録すること自体、望遠、ボケ、連写、高速シャッター、超高感度撮影、などなど、人の能力を超えた、出来ないことを出来るようにすることが人の興味をとらえたのでしょう。ネットにでてくる素人さんのカメラ評論はこれらテクノロジーに対するあこがればかりです。 私も、テクノロジーは嫌いではありません。デジタル化は新しい可能性をカメラに与えたのです。
4)音楽でアコースティックジャズを演奏していた大御所はみなこぞって電子楽器をつかったフュージョンに新しい可能性を追いました、そして10年もしないうちに、再び全員、アコースティックにもどりました。結局、電子音はアコースティックの音表現にかなわなかったのです。でもいくつもの音楽的進化を与えました。カメラのデジタル化はこれからどうなるのでしょうか?レコードからCDに移ったように、完全に制覇するのでしょうか?現在の方向は全部定着するのでしょうか? 大半が飽きられるのでしょうか?
4)白ペンキオジサンがキャノン、巨大白ペンキズーム一本もって、いつもバシャバシャバシャと3連写(露出を3ポイントかえているのか、ホワイトバランスを3ポイントかえているのかしりませんが)。なにか機械を使っていること自体が興味みたいな。私はこれをやったことないので、いいかわるいかわからない。これまで、当方は絶対白ペンキオジサンにはならないと思っていたのですが、今回の雪の旅で、過酷な条件で撮影していると、私も白ペンキオジサンをやってみようかという誘惑にかられてきました。いまの機材では、たしかにシャッターチャンスを逃しています。フルサイズ、キャノンマークII D5 に白ペンキズームがやっぱり信頼できる。どんな条件でもチャンスを逃さない。この気持がわかります。例えば、アフリカで航空写真を撮っている人にとって、チャンスを逃すわけにはいかないのです。確かにに高速連写と高速AFがあれば、もっとできることが広がります。バスからだっていい写真がとれるかもしれません。ペンタックス、単焦点limitedレンズの旅も楽しいし。困ったものだ。両方持って歩くのはとんでもなく大変だ。しかし、なんとなく、両方持って歩いている自分がチラチラ見てきました。
5)超高感度撮影、これだけはどうしても私に必要だ。絵作りの自由度を大きく広げてくれる。私の写真は絵作りだから、高速はあきらめても、高感度はどうしても必要だ。ペンタックスK5は飛躍的に高感度撮影を進化させたという。さて、K5を買って、ペンタックスを完成させてから、キャノンMark IIを買おうか? ごちゃごちゃ言わずにさっさとMark IIを買おうか。これでは、また0からレンズを集めなければならない。30から40万円かけて、Mark IIフルサイズを買たって、コストの割には、写真がかわらないのではなかろうか? ペンタックスのフルサイズを待つか? ブツブツ、ブツブツ。いっそ、中判デジタル、ペンタックス645Dを70万円だして買おうか? どうしても三脚がきらいだから、ダメだ。ブツブツ。しかし、重たいな。腰は痛いし、重たいリュックを背負うと安定がわるくて、遭難しそうになるし。ブツブツ。だれか教えてください、そこらの、白ペンキオジサンはどんな写真をとっているのか? ほんとうに満足しているのか?