波と緑/丹後半島・天橋立 その3

Pentax K20D/ Pentax 15mm limited
舟家の中に入ってみましょう。

Pentax K20D/ Pentax 15mm limited
いい感じです。

Pentax K7/ Pentax 100mm macro

Pentax K7/ Pentax 100mm macro
伊根町に面白いものを見つけました。鏝絵(コテエ)です。

Pentax K7/ Pentax 100mm macro

Pentax K7/ Pentax 100mm macro

Pentax K7/ Pentax 100mm macro

Pentax K20D/ Pentax 15mm limited
鏝絵というのは、家や蔵の壁を塗る左官屋さんが頼まれて作る、漆喰とコテでつくる絵です。どんどん失われています。なぜか伊根町に残っています。富の象徴ですから、伊根町のお金持ちは競って、土蔵と鏝絵を左官屋に頼んだのでしょう。腕のいい左官屋がいたのかもしれません。鏝絵があるという情報を手に入れると、日本中、保存の為に写真を撮りまくっている写真家がいます(藤田洋三、鏝絵放浪記を読んでください)。わざわざ鏝絵を切り取って保存する方もいます。
鏝絵を知ったのは、西伊豆のナマコ壁で有名な街、松崎です。そこで入江長八(1815~1889年)が生まれました。かれの鏝絵はすばらしい。長八美術館と浄感寺(長八記念館)を見てください。長八は東京で、絵の勉強をしていましたから、東京にも彼の鏝絵が残っているかもしれません。鏝絵にとり付かれると、鏝絵をさがして日本中歩き回ることになりますよ。

<IZU NETより>
浄感寺本堂にある、長八作、鏝絵「飛天図」
自分で撮った長八の鏝絵の写真が見つかりません。ネットから転用します。昔の私の写真はどこに行ったのだろう、いやになります
見つけましたよ、昔の松崎の写真。
これが松崎の鏝絵です。
長八美術館の長八の鏝絵。
長八の鏝絵は色々です。当方の気に入った物しかのせていませんから、興味のある方は松崎まで見に行ってください。
浄感寺本堂にある、長八の鏝絵「飛天図」が一番素晴らしいとおもうのですが、撮影禁止だったようで、私の写真はありませんでした。その代り、浄感寺の外を飾る彫刻がすごい。

<堂宮彫刻の名匠・石田半兵衛作の唐獅子>
海のそばの神社仏閣には驚くものがあるといったでしょう。さて、話を戻しましょう。

Pentax K20D/ Pentax 15mm limited
伊根町の平田というバス停のそばのお店(かもめ)でおさかな定食を食べて、ここから天橋立まで戻ることにしました。天橋立の海が撮りたいからです。

PentaxK7/Zeiss 50mm+reaconverterX1.5
<かもめ>の周りで、少し撮影します。

PentaxK7/Zeiss 50mm+reaconverterX1.5
横から眺める舟屋。

PentaxK7/Zeiss 50mm+reaconverterX1.5

PentaxK7/Zeiss 50mm+reaconverterX1.5

PentaxK7/Zeiss 50mm+reaconverterX1.5
ほんと、伊根町の建物はいちいち、凝っていますね。

Pentax K7/ Pentax 100mm macro
もう一つ、クズの花を見つけました。

Pentax K7/ Pentax 100mm macro
なぜ、クズの花かといいますと。昨年、京都で秋の七草の写真をとってブログを書きました。この時どうやっても七草の内、クズの花だけが撮れなかったのです。七草のクズの花とはどんなものなのだろうと、ずいぶん探しました。でもとうとう見つからなかったのです。クズの葉っぱはそこいらにいっぱいあるのに。撮影した時期にはすでに花が全部散っていたのか、なかなか花の咲くクズがないのか??
本題と関係ないことばかり書いていますね。ついでに、宮津から伊根町へのバス(1時間に1本)に乗ろうとバス停で待っていると、おばさんが話しかけてきました。娘さんが看護学校に通っているので、訪ねてゆくのですといっていました。なんだか忘れましたが、いろいろおしゃべりしました。平田バス停から帰りのバスにのったら、またそのおばさんが乗っているではないですか。又会いましたね。天橋立でおりたら、そのおばさんも娘さんと一緒に天橋立でおりました。田舎というのはこういうところなのですね。