東海道途中下車の旅-2 多治見 その4
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古陶磁資料館のとなりの工芸館にはいります。5代目幸兵衛と7代目幸兵衛および次代、亮太郎の焼物が展示されています。
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唐三彩において、時として黒い発色となるのを黒彩といって貴重なものであったが、7代目加藤幸兵衛が長年の研究でこの黒彩を再現し、少し淡い色であったので、銹彩、またはむらさき銹彩と名付けた。 おかみさんが、これが最近の売りだといって説明してくれました。器を逆さにして釉を流すのだそうです。このおかみさんも商才にたけた方のようにお見受けした。 200年前の福井の古民家を移築して、古陶磁資料館としているなど、この幸兵衛窯の全体レイアウトも決まっているし、人間国宝となった加藤卓男さんの才能は無論だが、加藤一派はそうとうな商才のある人物が存在しているはずです。全て撮影してもいいですよという太っ腹の幸兵衛窯ですが、これからの写真のように、すごい宣伝になるのですから、撮影禁止などと馬鹿なことをいうよりずっと利益になるのです。写真をみたって、真似できるはずはないという自信に裏打ちされていることもあるでしょう。このおかみさんに、価値からいって安いのではないですかと言ったら、卓男は人間国宝になったからと言って値段を上げるなと厳命したそうです。幸兵衛窯は株式会社で、きちんとしたビジネスを行っているのであると言っていました。
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このむらさき銹彩は人気のようです。ここの器は東京の高級料理屋さんに受けそうですね。
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むらさき銹彩長方器 「知床」 7代目加藤幸兵衛 1,155,000円
高いように思うかもしれませんが、どこかのお店なりホテルなりで絵画を飾ろうとおもったら100万円ではたいした絵は飾れません。この焼物のほうがインパクトがあると思います。
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むらさき銹彩瓔珞 7代目加藤幸兵衛 525,000円
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むらさき銹彩塔壺 7代目加藤幸兵衛
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淡青釉長方器 7台目 加藤幸兵衛 1,785,000円
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三彩獣頭飾長方器 7代目加藤幸兵衛 1050,000円
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藍彩香炉 7代目加藤幸兵衛 315,000円
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三彩四方器 「瀬音」7代目加藤幸兵衛 1,470,000円
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三彩双耳壺 7代目加藤幸兵衛 47,2500円
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黒織部茶碗 7代目加藤幸兵衛 525,000円
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織部手鉢 7代目 加藤幸兵衛 26,2500円
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六代目加藤卓男さんのラスター彩駱駝人物文高鉢 1,365,000円
ここからはおそらく5代目幸兵衛の作品です。
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萌黄地金欄手葡萄文水指
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織部茶碗 84,000円
7何代目加藤幸兵衛の息子さんでしょうか次代の加藤亮太郎さんの作品。なにか古典に戻ったような作風です。
本館には売店があります。やはり、歴代の名品を見た後で、不思議と何も買う気がしません。というか、今回の旅で焼物を買って帰ると、家内が置くところが無いといって怒るに違いないので、ものすごいブロックが働いているのです。買おうという気持ちで見ないように、あくまで勉強なのだと言い聞かせているのです。
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青釉葡萄文鉢 5客 18,900円
何となく手が出る絶妙な値段設定です。お客様が頻繁に訪ねてくるとか、粋な料理屋さんでこんな器が出てくれば、元が取れておつりが来るでしょう。
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瑠璃釉双耳花入 6800円 特別提供価格と書いてありましたが、これはお買い得ですよ。ちょっと使いにくいかな。 京都の清水焼では6800円は平均的ぐい飲みの値段です。
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幸兵衛窯ともお別れです。ここだけで今回の旅は十分な収穫がありました。
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古陶磁資料館のとなりの工芸館にはいります。5代目幸兵衛と7代目幸兵衛および次代、亮太郎の焼物が展示されています。
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唐三彩において、時として黒い発色となるのを黒彩といって貴重なものであったが、7代目加藤幸兵衛が長年の研究でこの黒彩を再現し、少し淡い色であったので、銹彩、またはむらさき銹彩と名付けた。 おかみさんが、これが最近の売りだといって説明してくれました。器を逆さにして釉を流すのだそうです。このおかみさんも商才にたけた方のようにお見受けした。 200年前の福井の古民家を移築して、古陶磁資料館としているなど、この幸兵衛窯の全体レイアウトも決まっているし、人間国宝となった加藤卓男さんの才能は無論だが、加藤一派はそうとうな商才のある人物が存在しているはずです。全て撮影してもいいですよという太っ腹の幸兵衛窯ですが、これからの写真のように、すごい宣伝になるのですから、撮影禁止などと馬鹿なことをいうよりずっと利益になるのです。写真をみたって、真似できるはずはないという自信に裏打ちされていることもあるでしょう。このおかみさんに、価値からいって安いのではないですかと言ったら、卓男は人間国宝になったからと言って値段を上げるなと厳命したそうです。幸兵衛窯は株式会社で、きちんとしたビジネスを行っているのであると言っていました。
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このむらさき銹彩は人気のようです。ここの器は東京の高級料理屋さんに受けそうですね。
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むらさき銹彩長方器 「知床」 7代目加藤幸兵衛 1,155,000円
高いように思うかもしれませんが、どこかのお店なりホテルなりで絵画を飾ろうとおもったら100万円ではたいした絵は飾れません。この焼物のほうがインパクトがあると思います。
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むらさき銹彩瓔珞 7代目加藤幸兵衛 525,000円
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むらさき銹彩塔壺 7代目加藤幸兵衛
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淡青釉長方器 7台目 加藤幸兵衛 1,785,000円
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三彩獣頭飾長方器 7代目加藤幸兵衛 1050,000円
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藍彩香炉 7代目加藤幸兵衛 315,000円
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三彩四方器 「瀬音」7代目加藤幸兵衛 1,470,000円
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三彩双耳壺 7代目加藤幸兵衛 47,2500円
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黒織部茶碗 7代目加藤幸兵衛 525,000円
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織部手鉢 7代目 加藤幸兵衛 26,2500円
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六代目加藤卓男さんのラスター彩駱駝人物文高鉢 1,365,000円
ここからはおそらく5代目幸兵衛の作品です。
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萌黄地金欄手葡萄文水指
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織部茶碗 84,000円
7何代目加藤幸兵衛の息子さんでしょうか次代の加藤亮太郎さんの作品。なにか古典に戻ったような作風です。
本館には売店があります。やはり、歴代の名品を見た後で、不思議と何も買う気がしません。というか、今回の旅で焼物を買って帰ると、家内が置くところが無いといって怒るに違いないので、ものすごいブロックが働いているのです。買おうという気持ちで見ないように、あくまで勉強なのだと言い聞かせているのです。
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青釉葡萄文鉢 5客 18,900円
何となく手が出る絶妙な値段設定です。お客様が頻繁に訪ねてくるとか、粋な料理屋さんでこんな器が出てくれば、元が取れておつりが来るでしょう。
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瑠璃釉双耳花入 6800円 特別提供価格と書いてありましたが、これはお買い得ですよ。ちょっと使いにくいかな。 京都の清水焼では6800円は平均的ぐい飲みの値段です。
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幸兵衛窯ともお別れです。ここだけで今回の旅は十分な収穫がありました。