小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

最後の鳥撮り その3 ~特訓編~

2015-12-31 15:27:28 | 日記
最後の鳥撮り その3 ~特訓編~
2015-12-30
昨日から自然教育園はお休みに入って当分開園しません。
当方の飛び鳥撮り練習場は、家から地下鉄ですぐの日比谷公園むかいの御堀端です。いつもユリカモメがいっぱいいて、浮かんでいるカモメが飛んだり、着水したりすることが頻繁に行なわれるので、飛び鳥撮影の練習にちょうどいい。珍しい鳥もいるらしく、何とかという鳥はいませんかとバードウォッチングの人に話しかけられるが、当方に分かるわけない。
写真を撮っている人は鳥に詳しいと思われるのだが、申し訳ない。

撮れる絵は少ないが、撮れたものはいい絵であるのがOlympus OM-D E-M1の特徴である。
拡大AFがいいといったが、単純に鳥の目にピントを合わせるのでなくて、絵全体の構成を見るためには拡大AFでシャッターを切ることはためらわれ、結局は普通のAF onlyで撮っている(拡大AFでシャッターをおさないで、全体像を見てから、再びシャッター半オシすると当然もとの拡大無しAFで再びフォーカスし直してしまうので、結局拡大AFの意味が無い。 MFの時は拡大とその解除を交互に行って、全体像をきめられる)。また、すでに飛んでいる鳥に拡大AFはとうてい無理である。拡大無しピンポイントAFフォーカスでも、実質600mmで水平に飛んでいる鳥を追うのは猟銃で鳥を撮るのと同じである。それなら機材の格好を猟銃型にしてくれないかな(これいい考えかもしれない)。
AF追尾は機能する場合もあるが、なんとも頼りない。とても小型の鳥には使えない。

Olympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mm F4.8-6.7II






Panasonic Lumix GH4の超高速連写40コマ/秒は遠距離の飛び鳥では有効に働く。ほとんど動画と同じであるから、確かに色々なポーズをキャッチできる。しかし、超高速連射ではAFがきかないので、ピントのとり方が難しい。AF追尾はOlympusより良くついて行くが、やはりこの小型の鳥に対して実用はむずかしい。

Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mm F4.8-6.7II






MFのPentax DAL 55-300mm F4-5.8はレンズのクオリティーが今一つであるが、そのMFヘリコイドは使いやすい。上述の2つ組み合わせでは水平に飛んでいる鳥をAFで追うことはとてもやる気にならないが、Sony α7SとPentaxとの組み合わせで、MFにもかかわらず、すでに飛んでいる鳥をカメラで追って撮ろうという気持ちになるところがすごい。

Sony α7S + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + X1.4-S






機能的にはSony α7S と同じであるが、Sony α7RIIとPentax DAL 55-300mmの組み合わせは結局一番多くの撮影を行った。今回セッティングを間違えて、フルサイズ仕様で撮ってしまった(このレンズ、なぜかケラレなかった)ので、対象を十分引き寄せられなかった。よって、ピントをバッチリ合わせることが出来なかったが、飛び上がる鳥、着水する鳥、すでに飛んでいる鳥いずれも楽しく撮影できる。MFの場合は拡大してピントを合わせることが必須であるが、飛び鳥の場合、それは無理で、拡大なしでピントを合わせ、あとは神頼みである。高画素数であるから、トリミング拡大はおてのものだ。


Sony α7RII + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + X1.4-S












鳥の背景に水があることは当方にはうれしい。水の表情を重視して絵を選んでいることがお分かりいただけますでしょうか。

自然教育園では、条件のいい時は、Sony α7RII + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + X1.4-Sで撮影。暗くなったらSony α7S + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + X1.4-Sというのが、一番シンプルな機材となりそうだ。

来年は陶芸窯を買って、陶芸の新展開を試みるつもりだ。超主観空間と色立体の組み合わせが頭のなかで出来上がっている。写真の方は、しんどい仕事の息抜きの位置をキープする以上のことは考えていない。4K動画、ボケボケ写真、暗闇写真がチャレンジで、<水鏡>や<花のたたずまい>が自然教育園の変わらぬテーマとなるだろう。

では、良いお年をお迎えください。
コメント
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