小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その141 Fujifilm X-T3のプレ撮影システムに救世主あらわる、Fringerマジック

2019-10-05 14:15:46 | 日記
自然教育園日記 その141 Fujifilm X-T3のプレ撮影システムに救世主あらわる、Fringerマジック

Fujifilm X-T3のプレ撮影システムを生かした、動き物、鳥、虫撮影の為の望遠レンズを
ずっと探していました。
狙うのは
焦点距離は400mm又は300mm + テレコx1.4 で実質600mm
明るさは少なくともF5.6まで
重さはカメラ+レンズこみで1.5kg前後
許容範囲内の画質
許容範囲内のAF

消費税アップ前に純正フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6を買う寸前まで行く。ネックは中古でも15万円、重さが実質2kgに達する点。お金がスッカラカンで、なんとか工面しても10万円が限度。必死に考える。自然教育園の鳥撮りシーズンが迫っている。
<Fringerマジック>に賭けてみようと思い立つ。Fringerとは焦点工房さんが販売しているキヤノンEFレンズをフジフィルムXマウントやソニーFEマウントにつけるレンズアダプターで、ちゃんとしたスピードでAFがきくことがマジック。フジフィルムXマウントにつけるアダプターは3種ある。FR-FX2が43200円、FR-FX1が36500円、FR-FX10が35,100円、FR-FX2をプロ、FR-FX10をスタンダードと呼んでいる(主として、レンズの絞り操作をカメラ側のみで行うか、カメラ側とレンズ側の両者を選択できるかの違い)。 FR-FX10をアウトレットで26800円で購入。レンズはタムロン・ズーム、シグマ・ズーム、キャノン・ズームor単焦点を色々考えて、とうとう単焦点Canon EF400mmF5.6Lの中古を67000円で購入。Canon EF400mmF5.6LとFringerの組み合わせでAFが問題ないというネット情報を見つけたことと、単焦点への信頼から。
合計93800円で予算以内に滑り込んだ。Canon EF400mmF5.6Lは新品最安値で現在186165円。キヤノンLレンズは憧れの性能ではあるが、高いという問題点が、時がたち現在はその性能の割には中古が超格安となっているのである。
レンズが1250gだから、Fujifilm X-T10につけてフル装備で1778g、 Fujifilm X-T3につけてフル装備で1853g。重さは残念ながら、予定をオーバーしてしまった。しかし、Fringerが上手く働けば、キャノンEFのLレンズは優秀だから、Fujifilm Xマウント用のレンズの幅をぐんと広げてくれることが期待できる。 実際Sony α7RIIIに対してはCanon EF85mm F1.2Lがボケレンズの地位を獲得し、純正Sony Gレンズ85mmF1.4を蹴落としてしまった。Canon EF400mmF5.6Lがうまく作動すれば、またフジフィルム純正レンズを蹴落とすことになる。


Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

2019-9-29
Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

期待通りに、画質はとてもいい。しかし、AFが定まらない。殆どMFで撮影する。この原因はFringer FR-FX10のファームウエアアップが必要であることが判明。







2019-10-1
Fujifilm X-T10 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

ファームウエアアップの前に、Fujifilm X-T10を付けてみる。こちらはFringer FR-FX10の現状のファームウエアで対応できるはずである。たしかにAFで撮影可能となった。まずまずのAFスピードで対応する。一番つらいのは、最短撮影可能距離が3.5mで、近すぎてAFが合わないことが多発する。















2019-10-2
Fujifilm X-T10 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

時間が取れなくてファームウエアアップが出来ず、今日も、Fujifilm X-T10で対応。









まずまずのできではなかろうか。次はいよいよFringer FR-FX10ファームウエアアップして、Fujifilm X-T3のプレ撮影システムとドッキングさせなければ。

2019-10-04
Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

Fringer FR-FX10のファームウエアを最新バージョンにアップしました。Fujifilm X-T3で快調にAF撮影できました。プレ撮影システムと連動させると、シャッターチャンスを気にせずにバンバン撮って、あとで都合のいいショットだけを使うということが出来るようになりました。現在は虫だけが対象ですが、蝶の姿のバラエティーが広がったのがお分かりになると思います。

これで、冬場の鳥撮りが期待できるようになりました。
とうとう、プレ撮影システムとAF、高画質がドッキングできました。
動き物はAPS-C Fujifilm X-T3、じっくり絵作りは中判Fujifilm GFX50Sの2台体制が整いました。
Fringer FR-FX10を使えば、Fujifilm X-T3にCanon EF85mm F1.2Lでボケボケ写真も撮れるし、 接写リングを見つけたのでFujifilm GFX50Sで超接近も出来るようになったし、Fujifilm体制がどんどん進歩しています。
現状ではSony α7RIIIの出番が激減、ネクスト・バージョン、Sony α7RIVを買う気も全くなし。Sonyさんがプレ撮影システムを付けるまで、Sonyさんは棚上げです。
さて、自然教育園の冬の陣、飛び鳥撮影にFujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6Lが真価を発揮できるか?
































カイツブリが戻ってきました。









4m以上はなれて、この小さなカメムシを撮り、トリミング拡大して、これくらい見られる絵となる。Canon EF400mmF5.6Lの画質と、Fringer FR-FX10のAFは信頼できると思う。さて、はたして、この機材で飛び鳥は撮れるのだろうか??
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自然教育園日記 その140 64... | トップ | Fujifilm GFX50Sで海を撮る ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事