小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

Sony α7RII 試写 ~その10-3 河口湖ステラ・シアター編~

2015-09-15 18:35:57 | 日記
Sony α7RII 試写 ~その10-3 河口湖ステラ・シアター編~

<湖楽おんやど富士吟景>の朝は、ちょっとだけ富士山が顔をだして、サービスしてくれました。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

富士山を眺めながら、心を込めた朝食をいただくと、時を経て磨かれた有名観光地の宿はさすがだなと思うのです。


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


忍野八海は河口湖からバスで30~40分かかります。バスの運ちゃんが、いつもはこのバスはアジア系の方でいっぱいで、日本語の会話などみじんもなくかき消されているとのこと。観光バスも続々と忍野八海を訪れて、一帯はアジア系観光客であふれて、その勢いに軟弱な日本人ははじきだされてしまう、とさかんに脅かすのです。当方は、冬に雪景色を撮りたくなったら忍野八海が一番手っ取り早いのではと思って、その下見のつもりで訪ねたのです。ここまではアジア系観光客は来ないだろうと思っていたら、とんでもない間違いで、完全な富士山観光のコースになっていたのでした。この運ちゃんは大げさにいって人を脅かすのが好きなタイプだから話半分に聞いた方がいい。また京都でもそうですが、観光地は人が集まっているところは大混雑でも、ちょっとはずすと誰もいないので、何とかなると思うのです。これから述べますが、当方の考えは半分当たっていましたし、運ちゃんの話も半分当たっていました。
ちなみに、運ちゃんによると、冬はアジア系観光客が来ないから、雪撮影はOKで、降った時でも30cm くらいだから長靴でくれば大丈夫ということでした。さて、忍野八海は冬たずねる価値があるのでしょうか?

忍野八海はまず湧池を中心としたお店集団が出発点で、それなりに人がいますが、直ぐ、ここを流れる川、阿原川に沿って、濁池、お釜池にむかうともう人はパラパラになります。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

上高地までいかなくてもきれいな流れを撮れることは幸せです。連日の豪雨にもかかわらずこの流れだけは綺麗で、いかに富士山からの湧水の量が多いかがうかがい知れます。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

この写真から、トリミングで下の写真を取りだします。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

ここからは、さらにもうどこから取ったかわからないほどのトリミングで切出します。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

こんなパターンは使えそうです。水が綺麗だと、面白い部分を沢山発見することができます。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

これはお釜池。小さいけれど深い池です。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

大きなマスが泳いでいて、台風で迷い込んだのか、もともとここにいたのか不明です。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

阿原川べりは人も少なく、それ見ろ、運ちゃんのいうことはあてにならないと、ここまでは思ったのです。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

さて、中央の中池に戻って、右に見えるお土産屋さんを物色。運ちゃんがいうには、試食はアジア系観光客にあっというまに食べられてしまうから置いていないと脅かされたのですが、ちゃんといろいろ試食が置いてあります。また運ちゃんはいいかげんなことを言ったと思ったのです。店の人に、アジア系観光客さんはこんなもんですかと聞いたら、昼からドット来ます。これからですよと、なにやら手ぐすね引いてアジア系観光客さんに備えている様子です。お店には、嵐の前の静けさのような、異様な緊張感が満ちています。


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 上のトリミング

トリミングで陶芸に使うパターンを収集するには、Sony α7RIIが活躍することは間違いないようです。
 さて、午後のアジア系観光客の襲来は本当でしょうか?

また、明日。
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Sony α7RII 試写 ~その10-2 河口湖ステラシアター編 ~

2015-09-14 18:46:59 | 日記
Sony α7RII 試写 ~その10-2 河口湖ステラシアター編 ~

河口湖自然生活館・大石公園、ここからは河口湖の中央位置に富士山が見える、富士山撮影にはベストロケーションなのですが、河口湖自然生活館・大石公園は入園無料という不思議。大石公園の遊歩道を歩きながら、マクロ撮影の練習をします。Sony α7RIIはピントがシビヤーですから、極力AF撮影することが必要です。すばやく狙ったポイントにAF出来るように練習しているのです。   富士山は残念ながら見えません。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro




Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  上のトリミング

このように極端に拡大できるのが、Sony α7RIIの最大のメリット。昆虫の場合は、警戒されない距離から撮影しても見られる絵を作れるとか、拡大によって見たことも無いような局所を見ることが出来るとか。ピントさえあえば、驚くほどの拡大が可能です。全てはピントにかかっています。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

これも極めて遠距離から2羽、3羽の蝶が群れているのを撮影して、拡大しています。残念ながらピンボケでしたが。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

公園の花を一生懸命手入れしている方々に敬意を表して、時間が30分しかなかったのですが、できるだけ多く撮影しました。レトロバスで河口湖駅まで戻って、シャトルバスでステラシアターに着きました。公演は15時から18時までです。


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

出演:
ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインブレヒト
アイゼンシュタイン:ティルマン・ウンガー
アデーレ:イーヴァ・シェル
オルロフスキー侯爵:エリザベート・ラング
フロッシュ:ゲハルト・エルンスト

指揮:ルドルフ・ビーブル
管弦楽・合唱・バレエ:メルビッシュ祝祭管弦楽団・合唱団・バレエ団
演出:ゲアハルト・エルンスト
賛助出演:フジバレエ祝祭バレエ団(ふのうまさみバレエスタジオ、Cerri Academy De Ballet)


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

このバラの服を見て、ロザリンデだと声をかけられたと言って、家内はご満悦でした。
ちなみにロザリンデは<こうもり>の女性主人公・ソプラノであり、ロザとはバラのことです。さらに<こうもり>とはロザリンデの主人の友人のあだ名で、このあだ名がついた所以が<こうもり>の話のすじの背景にあるのです。


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

さすがに空がきれい。


Canon IXY


Canon IXY


Canon IXY





場内撮影禁止なので、某ブログから転用(ごめんなさい)。





こういう風に上部の屋根が開くはずだったのですが、台風の後で雨が降る可能性があるといって、開放されませんでした。舞台の後ろの扉は、公演後、カーテンコール時に開いて、ライトアップした庭が見えました。ということで、単なる屋根付きドームでの演奏会になってしまい、メルビッシュ湖上音楽祭の再現とはいきませんでした。上のように、ドームの屋根が開いて、富士山が見える演奏会場となるチャンスは、とんでもなくラッキーでないと巡り会えないということでしょう。
   演奏はよかったです。もういい年でよたよたの大御所ルドルフ・ビーブルと骨の髄までウインナワルツの3拍子がしみ込んでいるメルビッシュ祝祭管弦楽団の生み出す音楽は、日本人がどう転んでも出来ない世界なのです。そして、管弦楽演奏と歌手は完全に一体化しています。実はもう一つ決定的に違うのは、メルビッシュ祝祭バレエ団とフジバレエ祝祭バレエ団です。フジバレエ祝祭バレエ団は援助出演ということになっていますが、両者が同じ舞台で踊るのは見ている方が穴があったら入りたいという心境でした。日本人のバレエ団がいい悪いというのではなく、メルビッシュ祝祭バレエ団の踊りは、どっから見てもウインナワルツそのもので(美しき碧きドナウも当然踊ります)、レベルが全く違うからです。このウインナワルツとオペレッタの世界はとうてい日本人が入り込める世界ではなく、むりやり真似しようとしてはいけないとしか思えないのです。
オペレッタはおもしろいですよ。歌ばかりでなく演技もエンターテイメントに徹していて、色々なアドリブで笑いを取るところなぞ、日本の歌舞伎にとっても近い。大衆娯楽の粋です。ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインブレヒトだけはウイーン国立オペラに出演している歌手で、他のオペレッタ専属の歌手に比べて、圧倒的声量の違いがあります。ぐいぐいと舞台を引っ張ってゆきます。 オペレッタが歌:演技/見た目=1:1なのに対して、オペラは歌:演技/見た目=8:2の違いがあるんだなと思いました。全体として、予想よりずっと面白かった。ベルリンオペラのチャイコフスキーでの失敗が吹き飛んだ、楽しい時間でした。


今夜は、河口湖の宿、口コミランキング1位の情報に素直に従って、<湖楽おんやど富士吟景>に泊まることにしました。ランキングのとおり、宿のおもてなしは抜群でした。


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

また、明日
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Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

2015-09-13 17:03:09 | 日記
Sony α7RII 試写 ~その10-1 河口湖ステラシアター編 ~

<メルビッシュ湖上音楽祭が約50年の時を経て、初めてヨーロッパから海外に旅立ちます!現地と同じ野外劇場での公演は河口湖ステラシアターだけ!> という宣伝文句は魅力的でしょ。オペラに関しては、全て家内の推薦に従って、ハイハイと賛同して、参加するのですが、だいたい外れることはありません。

<ハイドン活躍の地アイゼンシュタットにほど近いユネスコ世界遺産、ノイジードル湖上にて、毎年夏に有名なオペレッタ・フェスティバルが開かれています。湖上に設けられた幻想的なステージが有名な「メルビッシュ湖上音楽祭」です。1957年に始まって以来大変な人気を博す音楽祭で、1996年からは毎年約20万人の観客を集め、世界最大の音楽祭の一つとしてその名を馳せています。今回、河口湖ステラシアターで出張公演されるオペレッタ「こうもり」は、数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」ともよばれています。ヨハン・シュトラウス2世特有の優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律が全編を彩り、その親しみやすいメロディーは全世界で愛されています。> と宣伝は続きます。


メルビッシュ湖上音楽祭

さて、河口湖ステラシアターはどこまで、メルビッシュ湖上ステージにせまることが出来るのでしょうか?

この時、2015-9-10の一日前から台風17, 18の影響で、大雨が帯状(線状降水帯)に移動して、関東、東北が大変なことになったのです。我々は丁度9-9に河口湖に泊まって、次の日河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩東京に帰る予定でしたが、寸前に予約を変更して、9-10に河口湖に向かい、ちょっと観光してから、河口湖ステラシアターの公演を見て、その晩は河口湖に泊まって、次の日、忍野村とか河口湖周辺を観光して東京に帰ることにしたのです。9-9の午後には、河口湖は帯状大雨が通過して雨は上がっているので、この変更がベストであったかはわかりませんが、以下に述べるように、とりあえず運良く、河口湖ステラシアターの公演も見られたし、観光もできて、高速バスで往復できたのです。被災された方には本当に申し訳ないのですが、この災害を回避して、楽しんでしまったのです。

目的は本場ウイーンのオペレッタ鑑賞ですが、その前後に河口湖周辺をうろうろしてSony α7RIIの試写をつづけました。今回の目的は、紅葉シーズンにむけたカメラの布陣を試すことにあります。現在の想定は、
Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8
Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0
の2台体制です。

Sony α7RII + Sony FE 90mm macro Gレンズ F2.8に関しては、単純にマクロ撮影に慣れることとマクロレンズによる遠景撮影の首尾を確かめること。Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm F4.0に関しては、本当にこのズームは使えるのだろうかという疑問に答えをだすこと。だめなら、昔に戻って、Zeiss Distagon 18mm 単焦点に逆戻りです。

写真がいっぱいあるので、4日に分けます。
1、久保田一竹美術館と<辻が花染め>の話
2、河口湖自然生活館の花々と河口湖ステラシアターのオペレッタの話
3、<湖楽おんやど富士吟景>と忍野八海の話
4、忍野八景の続きと花の都公園、山中湖とSony α7RII試写の総評


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

9-10高速バスで河口湖に向かう途中に富士山が見えます。このあと富士山は直ぐ姿を消すのです。
河口湖周辺観光スポット人気No1として出ていたネット情報に素直に従って、久保田一竹(ITCHIKU KUBOTA)美術館を訪ねました。久保田一竹(1917~2003)は<辻が花染め>で世界的に有名な染色家です。
まずは<辻が花染め>とはなんぞやですが、室町、安土桃山時代から江戸初期に隆盛をほこった、複雑な縫い締め絞り染物で、久保田一竹が復活させて、世界に打って出た日本の誇るべき技術・作品です。普通の絞り染めというのは、布の部分を糸で縛ることで、そこを染色から保護してから、全体を染色して、あとで、糸をほどくと、見慣れた絞り染めとなるのですが、<辻が花染め>とは布の部分を糸で縛って、そこを部分的に染色してから、防水(現在はビニールをかぶせて、また糸で縛る)して、それから全体を染める、2重手間をかける染め方です。さらに刺繍をほどこしたり、何重にも染色したりとんでもなく手間のかかる染色法なのです。



絞り跡が単純な白でないことがわかるでしょうか?
この美術館には、連作「光響」29点を含む37点の着物が飾ってあります。








連作「光響」29点が巨大な寄木木造建築の展示場を一周するようにぐるっと飾ってあります。富士山や湖を含む秋冬の景色が完全に連動しているのですが、その一点一点においても十分、独立した魅力のある着物柄になっています。さらに、この連作は、春夏を加えて四季に発展しさらに後を継ぐ者たちにより「宇宙」という80点連作の集大成に向けて作成が続けられているそうです。
この美術館は久保田一竹自身が、自分の好みを完全に投入した空間で、とても心地よい場を作っています。これじゃ、資金が足りなくなって、完成(平成6年)までに苦労したろうなと思うのです。ちなみに、㈱一竹工房は年商12億円(平成11年)を売り上ピークとしてその後下降をつづけ、この美術館も赤字、平成22年には倒産。しかし、現在平成27年、まだ美術館は存続しているし、「宇宙」は作成継続中といっている。誰かが助け舟をだしたのでしょうか? 世界中のオペラハウスは補助金なしには運営出来ないし、オペラ自体も補助金なしには存続できない。<いい物>を存続させるのはとても難しいことなのです。
それだけ久保田一竹美術館は価値がある場所であり、消滅しないうちに、皆さん訪ねておいた方がいいですよ。
ここの、<辻が花染め>は当方の陶芸に対するあるアイデアを与えてくれたので、大枚はたいて、写真集を買い、今日は陶芸で早速そのアイデアに挑戦しています。どうなりますか???


穏(おん)「富士山」シリーズより


序(じょ)連作・「光響」より

展示場自体は撮影禁止ですから、HPから写真を転用させていただいています。展示場の裏には、散策できる庭があり、いい空間をつくっています。以下は当方自身の撮影です。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  展示場入口


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro  ミュージアムショップと休憩所


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro ミュージアムショップ入口


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

ミュージアムショップ、隣接する休憩所、および展示場につながる階段等、ほぼ、スペイン・バルセロナ、アントニ・ガウディ―のグエル公園のコンセプトをパクったとおもわれます。入口の金属彫刻もコンセプトはそっくり。でもいいですよ、これで。一竹さんはガウディ―とその考え方をとても尊敬し,同調していたのだろうと思うのです。その気持ちはとてもよくわかります。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro 裏庭への入口


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7R + Sony/Zeiss FE 16-35mm

椅子もガウディ―風でいいですね。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

入口の門の横にある彫刻。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

さかんにマクロ撮影の練習をしています。かなりSony FE 90mm macroのAFを使えるようになってきました。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

一竹美術館をでて、バスで河口湖自然生活館へむかいます。


Sony α7RII + Sony FE 90mm macro

Sony FE 90mm macroは紅葉・遠景撮りにも使えそうですが、やっぱり遠景はSony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8の方がいいかな?Sony α7RII + Sony FE 90mm macroで、1.3 kg強、これでも重たいのに、Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8で1.5kg強いっちゃいますから、これは重たいですよ。

また、明日

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Sony α7RII 試写 ~その9 Zeissレンズ AF撮影、海撮り編~

2015-09-07 14:44:01 | 日記
Sony α7RII 試写 ~その9 Zeissレンズ AF撮影、海撮り編~

Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 (正式名Sony Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Z )をもって、久しぶりに城ケ島へ海撮りに行きました。ここには、いつも陶芸につかう色と形を見つけに行くのです。
当方の陶芸のアイデアは必ず自然からもらいます。伊藤若冲は無論、ウイリアム・モリスから始まった、濱田 庄司(人間国宝)、河合寛治朗(人間国宝は拒否)、富本 憲吉(人間国宝)、近藤 悠三(人間国宝)と続く人達はいずれも自然を穴にあくほど見つめてデザインを作ってきたのです。これらの方々は決して人のデザインを参考にしない、自然から自分でデザインを掘り起こすのだと明言しています。しかし、これらの末裔たちはいつの間にか自然を見なくなり、人工的なものをかっこいいと思うようになりました。佐野研二郎氏の盗用疑惑に対して思うことは、かれらコマーシャル・デザイナーが自然からデザインと得ているとは思えません。とすると、人工物から発想を得ている。当方から言わせれば、もともと彼らのやっていることは、極論をすれば人工物を混ぜ合わせて、盗用に見せないプロフェッショナリティーにより出来上がっている業界とおもえるのです。彼らにとってたりまえのことをネット社会がノーとしてしまった。しかし、これは消費者自体が自然を見なくなって、人工物の混ぜ物しか理解できなくなっていることの裏返しなのです。コマーシャル・デザインというものはそういう、デザイナーと消費者のなれあいから出来上がった世界なのです。それは、それ、当方の世界とは違う世界で、とやかく言うつもりはありません。ただ、焼き物を作るときも、写真を撮る時も、展示した時にそれを見る一般の人の頭の中に占めている固定概念が強固な壁のように立ちはだかるのです。固定概念を打ち破れないのは自分の力が足りないからにはちがいないのですが、その壁はいつも強い恐怖であり、ストレスなのです。あるいは自分の中にある固定概念を恐ろしがっているのかもしれません。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

使うのは、波と貝の形と色です。 すでに波をテーマにした焼き物は5種類、貝をテーマにした焼き物は6種類作っています。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

撮影した絵のなかから、あちこち探して、そのほんの一部をトリミングして、使おうとする色と形を引き出すのです。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

波は持って帰れないので、写真のなかから、使える部分を探し出すのですが、貝は持って帰れるから、こういう貝の中から使えそうな形の壊れた貝を拾うのです。夢中になって探していると、自然の中に自分が溶け込んでしまって、そのままこの貝達にまじって貝殻になってしまおうかと思えてくるのです。かつて、京都御苑の中で写真を撮っていると、そのままその自然の中で、ぽくんと自分が消滅してしまいたい衝動に駆られるのでした。あたかも千年の歴史を経た都の亡霊たちが、おいでおいでをしているように。これと同じ感覚なのです。

次はZeissの広角レンズです。
Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm(正式名Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z)


Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

広角レンズは近づいて撮らなければ意味ありません。動くのが面倒な人には広角レンズは使えません。


Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm


Sony α7RII + Sony/Zeiss FE 16-35mm

試写ですから、感想を書かねばなりません。Zeissの色はこんなものでしょう。もう慣れてしまっているのか、まあ安心して見ていられるというか、可もなく不可もなくといおうか。Zeissはもうすこしドキッとする色が出るはずなのですが?  気になるのは、Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8は、手持ちAFで予想よりピントが甘い。以前、Sony α7Rの時よりピントがずれる。Sony α7Rの時は全てMFでピントを合わせていたので、波のようなピントをどこに合わせていいか分からない(表面なのか水底なのか)対象はMFの方が意図するところに厳しくピントを合わせることができるのです。今回は無理やりZeissレンズで、AFで撮るという縛りをいれたので、こんな感想となったのか? 誤解ないようにいうと、Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8はこれまでに一番多く展示会用写真を生み出してきたレンズなのです。
Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZAに関してももっとシビヤーにピントがきてもいいのにと思います。こちらは単焦点でなくズームであるために、そういう感想になってしまうのでしょうか? 
Sony α7RIIは高画素数なので、いいきになって拡大してゆくので、レンズやピントのアラがはっきり見えてしまいます。画素がくずれてモザイクになるのが先か、レンズがくずれて、線がボヨボヨになるのが先かという見方になってしまうのです。

今日は、あのZeissの鳥肌が立つような解像を見ることが出来ませんでした。なぜなのでしょう。手持ちのせいか、AFのせいか、Sony-Zeissのせいか、 Sony α7RIIのせいか、なにか欲張ってSony α7RII期待しすぎなのか?  
当方は、Zeissの力を完全に出し切るにはMF, 単焦点であるべきで、Sonyが無理やり、ZeissにAFだのズームだの要求しても、妥協の産物が出来上がるだけではないか。故にSony α7RIIの高画素数を完全に生かすことが出来ないのではないかとおもうのです。Sony α7RIIはどうしてもそういう厳しい世界を展開してしまうのです。
次回にオールドスタイルZeissレンズMFでの試写を行うので、それを見て判断しましょう。
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Sony α7RII 試写 ~その8 coBORG編~

2015-09-06 14:02:46 | 日記
Sony α7RII 試写 ~その8 coBORG編~
2015-9-4
coBORGはAPS-C仕様で使っているので、実質330mm。シャッター速度は全て1/1000、
coBORGの絞りは一定でF5.6。手持ち撮影、coBORGは当然MFである。場所は自然教育園。さて、Sony α7RIIに望遠を付けたMF撮影はどうなるのだろう?
以下全てSony α7RII+coBORG



最短撮影距離(2m?)からのショットをトリミングすると、



これ以上のトリミングには耐えられないほどの解像である。





このケースも同様である。





このケースはまだ見られるが、いずれもSony FE 90mm macroの解像には全く及ばない。

これはcoBORGレンズの限界といえばそれまでであるが、次の例を見ていただきたい。




トリミング





チョウに警戒されない距離からの遠距離撮影で、色々なチョウの形が撮れて面白いのだが、これだけトリミングしても、意外に形がしっかりしている。遠距離の方が、Sony α7RIIの高画素数が生かされている。これは何を意味するのか? 近距離でのトリミングの方が拡大出来ないと言うことは、レンズの解像力というよりはMF撮影によるピントブレが近距離でおこりやすいということに違いない。遠距離のほうが手振れの影響を受けるのだが、これは5軸手振れ補正がきいていて、遠距離はピントブレが目立たないだけにトリミング耐性が生まれているのだろう。



これはISO12800



トリミングするとかなりノイズが目立ってきている。



これはISO6400



トリミングしてゆくとノイズが気になるが、ISO12800よりはかなりましである。

coBORGの絞りはF5.6で一定であるから、シャッター速度1/1000で暗いところを撮るとすぐにISO 10000近くにいってしまう。Sony α7Sを使ってもノイズ発生は似たようなものだ。 
結論をいうと、Sony α7RIIはSony α7Sに比べると高感度特性が問題ではなく、手持ちMFで近距離でのピントブレが致命的である。しかし、遠距離になればピントブレが減るために、その高画素数のメリットがでてくる。 Sony α7Rも十分高画素数であり、中禅寺湖のしぶき氷撮影で、coBORGが活躍していたことを考えると、Sony α7RIIでもcoBORGでの手持ち遠距離撮影は可能だろう。しかし、手持ち近距離撮影はSony 90mm macro F2.8 GレンズでAF撮影に任せるべきだ。 
Sony純正のFE望遠ズーム(FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G)を与えてAF撮影すれば、近距離(最短1m)から遠距離までOKとなるが、重量はカメラ・レンズで1.5kg、当方の許容範囲限界ギリギリである。こうなると、重たい望遠ズームを抱えて、ほとんどをこれ1本でまかなうみなさんの標準的撮影スタイルそのものになる。
 Sony α7RIIになると、だんだんSony純正FEレンズをそろえることに向かってしまう。ニコンD800Eの時と同じ傾向だが、価格と重量はSony FEの方がだいぶ楽である。

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