
萱草や昌徳宮の裏庭に
ユリ科の多年草。野萱草(一重)は原野など、藪萱草(八重)は人家に近い堤や道端などに自生。夏、花茎を伸ばし、その頂に黄赤色の百合に似た花を数個咲かせる。一日花。別名「忘草(わすれぐさ)」はこの花を持っていると憂いを忘れるという中国の故事からきているという。韓国には大きな王宮が三つ四つあるが、その一つ昌徳宮の大造殿の裏辺りに野萱草が咲いていた。宮殿にしては花の美しく咲く庭園などはなかった。



昌徳宮敦化門(正門・1412年建立)

仁政殿(正殿・国家の儀式を行った所・1405年建立・1610年再建)

仁政殿内部(玉座)

大造殿(王妃の生活の場)

大造殿の美しい軒

王宮も今は昔や忘草

