万両のひつそりとして艶やかに
ヤブコウジ科の常緑低木。
暖地の樹下に自生し、観賞用に庭に植栽もされる。
夏、小さな白花を下向きにつけ、果実は小球形でかたまってつく。
冬に深紅色に熟する。
実が千両より大きいことから、万両と名づけられている。
千両は葉の上に実がつき、万両は葉の陰に実が垂れ下がる。
道端に万両が真っ赤に生っていた。
葉陰にひっそりとしているが、艶やかでもあった。
万両や隠棲の日々諾ひて