俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒鴉

2023-01-13 | 俳句・冬・動物

 

 

何もなき畑に降りけり寒鴉

 

 

 

 

 

 

寒中の鴉のことをいう。

 

 

 

 

 

 

食べ物の乏しくなる冬場は人家に近づくことが多く、雀同様人との縁が深い。

 

 

 

 

 

 

寒気のなか、枯木の枝や電線などに動かずにじっとしているさまは、荒涼として侘しい。

 

 

 

 

 

 

寒鴉が何もない畑に降りてきた。

それでも何かあるのか、啄んでいた。

 

 

 

 

 

夕空を塒へ翔て寒鴉

 

 

 

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