日脚伸ぶ足に合ひたるスニーカー
冬至が過ぎて、昼の時間が少しずつ伸びていくことをいう。
その伸び方は畳の一目ずつともいわれるほど遅々たるものである。
だが、一月も半ばを過ぎると、日が伸びたなあと感じるようになる。
確実に春が近づいている喜びがただよう。
散策のスニーカーは足にぴったりと合っている。
そのスニーカーで歩くたび、日が伸びたなあと感じられる。
すれ違ふ中学生ら日脚伸ぶ