夕暮れの茸に風や川堤
晩秋、山林の湿地、木の根や幹、または朽木などに生える菌類のうち、大型の担子菌門の総称。
多くは傘状をなし、裏に多数の胞子を持つ。
種類が多く、松茸、初茸、椎茸、占地、滑子などが美味。
一方、毒茸に月夜茸、紅天狗茸、笑い茸などがある。
古くは「たけ」「くさびら」と呼ばれ、「きのこ」が季語になったのは江戸時代初期からである。
夕方、川堤を歩いていると白い茸が沢山生えていた。
そこにかなり強い風が吹いてきた。
金色の樹下の茸に屈みけり