林間の径歩けば菫かな
スミレ科スミレ属の多年草。
日当たりのよい山野に自生する。
日本に約八十種、変種を含めると二百種以上あるとされる。
四~五月頃、濃紫色の花をつける。
白色や黄色のものもある。
花を横から見ると、大工道具の墨入れに似ているところからこの名がついたと言われている。
明るい林の径を歩いた。
すると、径の両側に小さな菫がぽつぽつと咲いていた。
雨粒を残してをりぬ花菫