俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

都鳥

2020-12-10 | 俳句・冬・動物




業平に逢ひしかに舞ひ都鳥




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カモメ科の百合鷗をさす。







百合鷗は冬鳥として日本に飛来し、本州以南で

越冬する。







羽が純白で、嘴と脚が赤く、やや小さい。







「都鳥」とは、もともと関東の呼び方である。

在原業平の『伊勢物語』の主人公は隅田川で「名にし

負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」

と詠んだ。







小田原城のお濠に都鳥が群れていた。

誰かが餌を投げると、都鳥が集まり、餌を奪い合って

いた。

その様が、昔逢った業平に再開したかのような舞で

あった。






赤き橋映る水面や百合鷗




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