俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

薔薇

2023-05-26 | 俳句・夏・植物

 

 

入りたし薔薇のアーチの喫茶店

 

 

 

 

 

 

バラ科バラ属の総称。

薔薇といえば豊麗で香り高い西洋薔薇をさす。

 

 

 

 

 

 

薔薇は一年中栽培されるが、花時は本来五月頃。

花の色も形も多種多様。

 

 

 

 

 

 

近代の薔薇は改良を重ね、国際的に登録された名花だけでも二万種に及び、芳香とともに鑑賞花の王座を独占している。

 

 

 

 

 

 

入り口に、薔薇がアーチ状に咲いている喫茶店があった。

美しいので入ってみたいと思った。

 

 

 

 

 

薔薇園に童心となる人ばかり

 

 

 

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薫風

2023-05-25 | 俳句・夏・天文

 

 

薫風や歩きて分かること多く

 

 

 

 

 

 

夏、木々の緑の香りを運ぶ心地よい風をいう。

 

 

 

 

 

 

和歌では、花や草の香りを運ぶ春風の意であったが、連歌時代になり、初夏の風として意識され始めた。

 

 

 

 

 

 

三夏いつでも吹いているが、「風薫る五月」というように初夏の五月にこそふさわしい季語である。

 

 

 

 

 

 

薫風が吹いていた。

風の香りなど、外を歩いてこそわかることが多くある。

 

 

 

 

 

人をらぬ児童公園風薫る

 

 

 

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繍線菊(しもつけ)

2023-05-24 | 俳句・夏・植物

 

 

繍線菊や声懐かしき電話あり

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉低木。

山野に自生するが、観賞用に庭園に植えられる。

 

 

 

 

 

 

五~六月頃、枝先に五弁の小花を傘状に群がりつける。

花色は濃紅、淡紅、白、紅白の咲き分けなどがある。

 

 

 

 

 

 

下野(栃木県)で初めて見つかったところからこの名がついたという。

下野草はバラ科の多年草で別種。

 

 

 

 

 

 

繍線菊が咲いていた。

そういえば今日は懐かしい声の電話があった。

 

 

 

 

 

繍線菊に放課後の声届きけり

 

 

 

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海芋

2023-05-23 | 俳句・夏・植物

 

 

咲き出でて瀬音に近き海芋かな

 

 

 

 

 

 

サトイモ科の多年草。

南アフリカ原産。

和名はオランダ海芋。

カラーともいう。

 

 

 

 

 

 

四~五月頃、長い花茎を出し、先端に白い漏斗状の仏焔苞に囲まれた黄橙色の肉穂花序をつける。

 

 

 

 

 

 

観賞用に鉢花や切り花用として栽培される。

 

 

 

 

 

 

川堤の道に海芋が咲き出していた。

そこへ近くの瀬音が響いていた。

 

 

 

 

 

カラーに合ふ硝子花瓶を選びけり

 

 

 

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銭葵

2023-05-22 | 俳句・夏・植物

 

 

散策の夕日に向かひ銭葵

 

 

 

 

 

 

アオイ科の二年草。

ヨーロッパ原産。

古くから観賞用に栽培されてきた。

 

 

 

 

 

 

五月頃、葉腋に五弁花を数個ずつつける。

 

 

 

 

 

 

葉弁は淡紫色で、紫色の脈がある。

 

 

 

 

 

 

夕日に向かって歩いていた。

その散策路に銭葵が夕日を受けて咲いていた。

 

 

 

 

 

銭葵信号待ちの傍らに

 

 

 

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