俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の雲

2024-12-26 | 俳句・冬・天文

 

 

足軽きことありがたし冬の雲

 

 

 

 

 

 

冬に現れる雲をいう。

 

 

 

 

 

 

晴れた青空に広がる雲もあり、雪催いのどんよりとした雲もある。

 

 

 

 

 

 

晴れた日に見られる美しい雲は主に積雲や層積雲などであり、また、大雪をもたらす雲は主に積乱雲である。

 

 

 

 

 

 

足取りが軽く歩けるということはありがたいことである。

様々な形の冬の雲を眺めながら歩いた。

 

 

 

 

 

冬雲の燃ゆるもありて暮れむとす

 

 

 

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冬の夜

2024-12-25 | 俳句・冬・時候

 

 

冬の夜や歩いてみたる旅の街

 

 

 

 

 

 

寒さの厳しい冬の夜をいう。

 

 

 

 

 

 

秋の夜長より冬の夜は更に長い。

寒気が厳しく物寂しい思いがする。

 

 

 

 

 

 

「夜半の冬」は冬の夜更けのことで、一層寒気が厳しい感じがする。

 

 

 

 

 

 

旅をして知らぬ街にやってきた。

冬の夜だが、どんな街か歩いてみた。

 

 

 

 

 

メール読むことも日課や夜半の冬

 

 

 

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クリスマスイブ・聖樹・サンタクロース

2024-12-24 | 俳句・冬・行事

 

 

歌い出す若きサンタクロースかな

 

 

 

 

 

 

キリストの生まれた十二月二十五日の前夜をクリスマスイブという。

キリスト教の教会では礼拝を行う。

 

 

 

 

 

 

クリスマスの数日前からクリスマスマーケットが立ち、人々でにぎわう。

 

 

 

 

 

 

聖樹はクリスマスツリーと一般に呼ばれ、クリスマスの装飾に立てる常緑樹で、多くは樅の木を使用する。

 

 

 

 

 

 

クリスマスイブの空が暗くなり、聖樹の周りに人々が集まると、若いサンタクロースが音楽に合わせて歌い出した。

それを見て、若い女性たちが楽しんでいた。

 

 

 

 

 

クリスマスイブの太白光得ぬ

 

 

 

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人参

2024-12-23 | 俳句・冬・植物

 

 

人参の採り残されしものばかり

 

 

 

人参畑

 

 

 

セリ科の二年草。

西アジア原産。

 

 

 

 

 

 

西洋種と東洋種があり、前者は江戸時代末期に、後者は16世紀頃中国から渡来した。

 

 

 

 

 

 

根を食用とするが、西洋系は短く、東洋系は長い。

有色野菜で、カロチン、ビタミンAなど各種ビタミンを豊富に含む。

漢名は胡蘿蔔(こらふく)。

 

 

 

 

 

 

散策していると人参畑があった。

そこには人参が散らばっていたが、どれも採り残されたものばかりであった。

 

 

 

 

 

二股の人参に罪なかりけり

 

 

 

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枯菊

2024-12-22 | 俳句・冬・植物

 

 

枯菊の今はのことば言ふごとし

 

 

 

 

 

 

冬になって枯れている菊をいう。

 

 

 

 

 

 

霜や寒気などで傷つき、枯れてゆくのは無惨である。

 

 

 

 

 

 

また、枯れてゆくなかで花がまだ色を残しているさまは哀れである。

 

 

 

 

 

 

畑隅に枯菊があった。

まだ花色が残っているさまは、まるで最期の言葉を言っているように感じられた。

 

 

 

 

 

菊焚いてその焔色見たしとも

 

 

 

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