“おバカな体験(行為)”というのが、今日の校内日語角のテーマ。
学生たちの話を全部聞きたかったが、1グループの話を聞き出すと、
ついそこにのめり込んで、他のグループの話が聞けない。
今日私がお邪魔したのは、
3年の徐慧けつさん、奉さん、2年の楊文雅さん、李さん、
そして1年の優さんのグループだった。
徐さんは、子ども時代、本物のお転婆娘で、且つ、
親に叱られても謝らない頑固者だったという。
それってまるっきり私じゃないか。
国と世代を超えて、一気にトモダチ状態だ。
その徐さんが、寮生活をしていた高校時代に、
家に帰りたい一心で、高校の裏門を乗り越えて
家に帰ったという話をすれば、
私は私で、京都に住んでいた大学生時代、
近所の京都大学の塀によじ登って、
塀の内側の柿をとって食べたが渋柿だったという
渋い経験を語った。
奉さんの話もスゴイ。
それは高校生の夏休み最後の日、
明日は学校の寮に戻らなければならない日だった。
家族で稲刈りの仕事をしたあと、
夜10時頃、入浴(というか身体を洗うことだと思う)したくてたまらなくなり、
同室のお姉さんに出て行ってくれるように言ったところ、
お姉さんは疲れているので、断った。
奉さんも虫の居所が悪くて、たちまち大喧嘩になり、
別室で寝ていた父母も起きてきて、仲裁しようとしたが、
奉さんが言う事を聞かないので、お母さんが叱った。
奉さんは、日記帳とペンを持って外に飛び出し、
外で日記を書いていた。
夜中の12時になっても家の中から誰も迎えに来てくれない。
奉さんは(こうなったら死んでやる)と思ったが、
高校の先生の死を諌める言葉を思い出し、死ぬのを止めた。
お姉さんはその時、大学受験に失敗して落ち込んでいた時だった。
自分のわがままで、お姉さんと仲違いしたまま、
お姉さんが出稼ぎに行く日まで口を聞かなかった。
・・・・・・・・・。
ここまで言って、奉さんはポロポロ泣いた。
ああ、人間はこのように育っていくものだ。
こんなにスクスク育ってきたこの子たちの未来が
平和で穏やかな光に包まれていることを祈る。
学生たちの話を全部聞きたかったが、1グループの話を聞き出すと、
ついそこにのめり込んで、他のグループの話が聞けない。
今日私がお邪魔したのは、
3年の徐慧けつさん、奉さん、2年の楊文雅さん、李さん、
そして1年の優さんのグループだった。
徐さんは、子ども時代、本物のお転婆娘で、且つ、
親に叱られても謝らない頑固者だったという。
それってまるっきり私じゃないか。
国と世代を超えて、一気にトモダチ状態だ。
その徐さんが、寮生活をしていた高校時代に、
家に帰りたい一心で、高校の裏門を乗り越えて
家に帰ったという話をすれば、
私は私で、京都に住んでいた大学生時代、
近所の京都大学の塀によじ登って、
塀の内側の柿をとって食べたが渋柿だったという
渋い経験を語った。
奉さんの話もスゴイ。
それは高校生の夏休み最後の日、
明日は学校の寮に戻らなければならない日だった。
家族で稲刈りの仕事をしたあと、
夜10時頃、入浴(というか身体を洗うことだと思う)したくてたまらなくなり、
同室のお姉さんに出て行ってくれるように言ったところ、
お姉さんは疲れているので、断った。
奉さんも虫の居所が悪くて、たちまち大喧嘩になり、
別室で寝ていた父母も起きてきて、仲裁しようとしたが、
奉さんが言う事を聞かないので、お母さんが叱った。
奉さんは、日記帳とペンを持って外に飛び出し、
外で日記を書いていた。
夜中の12時になっても家の中から誰も迎えに来てくれない。
奉さんは(こうなったら死んでやる)と思ったが、
高校の先生の死を諌める言葉を思い出し、死ぬのを止めた。
お姉さんはその時、大学受験に失敗して落ち込んでいた時だった。
自分のわがままで、お姉さんと仲違いしたまま、
お姉さんが出稼ぎに行く日まで口を聞かなかった。
・・・・・・・・・。
ここまで言って、奉さんはポロポロ泣いた。
ああ、人間はこのように育っていくものだ。
こんなにスクスク育ってきたこの子たちの未来が
平和で穏やかな光に包まれていることを祈る。