日本の皆は知ってるとは思うけど、何日か前、
乙武洋匡さんが車椅子で、予約した銀座のイタリアンレストラン(ビルの2F)に
食事に出かけたところ、車椅子であることを理由に断られた。
「車椅子であることを事前に告げるべきだ」
「ほかのお客様の迷惑になる」
という理由で。
乙武さんが、下まで降りてきて抱いて席まで連れて行ってほしいと頼むと、
忙しいことを理由に拒絶された。
「これがうちのスタイルなんでね」
と言われ、乙武さんは腹を立てて、twitterにこの店の名前を出して
「銀座での屈辱」(「カノッサの屈辱」とか昔習ったなあ。関係ないけど)
と名付けた。
その後、twitterは
レストラン非難の意見、乙武さん非難の意見で‘炎上’した。
「店の障害者に対する対応の悪さ。障がい者に対する理解のなさ」、
「乙武さんが事前に車椅子で行くことを告げなかった常識はずれ。
しかも店の実名まで出して大人気ない」、
と、二つの意見が真っ向対決みたいになったそうだ。
この騒ぎ方は、ここ何年もの日本人の傾向の典型的パターンだ。
そりゃ、喧嘩している当人たちは
頭に来ているから、店の実名を出しちゃったり(乙武側)、
車椅子であることも言わずに来て、こっちは今忙しいんだ(店側)、
となることは、そんなに不思議ではない。
とにかくカッカと怒っているから、私も当事者ならするかもね。
しかし、当人たちが怒ってちょっと過激になったからといって、
それを頭ごなしに断罪するのは、周りのもののすべきことではない。
少なくとも、周囲は当人同士より冷静に、
あれこれ思いを巡らすことが可能なのだから。
このすぐさま決めつけたり、断罪したりするのは近年の日本的悪い癖だ。
この乙武さんの入店拒否‘騒動’で一番気になったのが
周囲のtwitter意見が優しくないことだ。
当人同士がハッピイになるように、手助けしようという方向で意見が炎上したら
どんなによかっただろう。
みんな、もうちょっと、心にゆとりを持とうね
(乙武さんは、気軽に「抱いて席まで連れて行って」と言ったんだろうな。
いつも彼の周囲はそんな雰囲気が満ちているのだろう。
アメリカでは、障害者が援助を求めたら(求めていなくても)、
即座に見ず知らずの周辺にいる人たちが
「Can I help you?」と声をかけ、手助けしていた。
お店の人は、
「他のお客さんに迷惑」と言わず、
「他のお客さんに手伝ってもらいましょう」
と、言ってあげたらヨカッタのにな。
でも、そう思えるのにも、教育や体験が大いに影響するから、
周囲が、レストラン店主に優しく忠告してあげれば、今回のことで学ぶのでは・・・)
と私自身は感じた。
乙武洋匡さんが車椅子で、予約した銀座のイタリアンレストラン(ビルの2F)に
食事に出かけたところ、車椅子であることを理由に断られた。
「車椅子であることを事前に告げるべきだ」
「ほかのお客様の迷惑になる」
という理由で。
乙武さんが、下まで降りてきて抱いて席まで連れて行ってほしいと頼むと、
忙しいことを理由に拒絶された。
「これがうちのスタイルなんでね」
と言われ、乙武さんは腹を立てて、twitterにこの店の名前を出して
「銀座での屈辱」(「カノッサの屈辱」とか昔習ったなあ。関係ないけど)
と名付けた。
その後、twitterは
レストラン非難の意見、乙武さん非難の意見で‘炎上’した。
「店の障害者に対する対応の悪さ。障がい者に対する理解のなさ」、
「乙武さんが事前に車椅子で行くことを告げなかった常識はずれ。
しかも店の実名まで出して大人気ない」、
と、二つの意見が真っ向対決みたいになったそうだ。
この騒ぎ方は、ここ何年もの日本人の傾向の典型的パターンだ。
そりゃ、喧嘩している当人たちは
頭に来ているから、店の実名を出しちゃったり(乙武側)、
車椅子であることも言わずに来て、こっちは今忙しいんだ(店側)、
となることは、そんなに不思議ではない。
とにかくカッカと怒っているから、私も当事者ならするかもね。
しかし、当人たちが怒ってちょっと過激になったからといって、
それを頭ごなしに断罪するのは、周りのもののすべきことではない。
少なくとも、周囲は当人同士より冷静に、
あれこれ思いを巡らすことが可能なのだから。
このすぐさま決めつけたり、断罪したりするのは近年の日本的悪い癖だ。
この乙武さんの入店拒否‘騒動’で一番気になったのが
周囲のtwitter意見が優しくないことだ。
当人同士がハッピイになるように、手助けしようという方向で意見が炎上したら
どんなによかっただろう。
みんな、もうちょっと、心にゆとりを持とうね
(乙武さんは、気軽に「抱いて席まで連れて行って」と言ったんだろうな。
いつも彼の周囲はそんな雰囲気が満ちているのだろう。
アメリカでは、障害者が援助を求めたら(求めていなくても)、
即座に見ず知らずの周辺にいる人たちが
「Can I help you?」と声をかけ、手助けしていた。
お店の人は、
「他のお客さんに迷惑」と言わず、
「他のお客さんに手伝ってもらいましょう」
と、言ってあげたらヨカッタのにな。
でも、そう思えるのにも、教育や体験が大いに影響するから、
周囲が、レストラン店主に優しく忠告してあげれば、今回のことで学ぶのでは・・・)
と私自身は感じた。