私が夏に買ったカメラが富士フイルム (※いきなり注釈で申し訳ない。この社名って 「フィルム」 じゃなくて 「 フイルム」 なんだよね) のHS20EXR。とても一眼レフのように見えますが、実はいわゆるコンデジの親方みたいなもので、一眼レフではないもののレンズも大きくズームも効いて連写もできる多機能コンパクトデジカメです。ただ、センサーの大きさは一眼レフの半分くらいだそうで、それが一眼レフほどの画質にならない原因らしいです。まあ、買った時ですら実勢価格が3万円を切っていましたから、そりゃ一眼レフと同じ画質じゃぁ一眼レフがかわいそうというもの。 私はビンボーで予算がなかったのでこれにしました。最初は画質があまり良くないのでガックリしてましたが、それはまたいずれ一眼レフでも買うとして、このカメラにしかできない芸当もあるので、これはこれで楽しもうと思っています。
で、その芸当の一部も紹介しながら11/1 朝9時前の富士川からの富士山の定点観測を見ていきましょう(この日はほんの少し霞んでいました)。先にトップの写真の説明をしないといけません。
このカメラ、広角から望遠まで幅広いズームになってます。レンズの交換などはできませんが、24mm相当から720mm相当までのズームになっています。これがこのカメラの“芸当”。今回はこの目盛りごとに撮ると(だいたいですが)どうなるか?を試してみました・・・というか買ってからいままであまり確認していなかったというか・・
あ、このカメラのズームは電動でなく手動です。なのでズームで電池を食うことはありませんし、素早い切り替えができます。これはいいですよ!
いつも私が「定点観測」、または「富士山フル全景」と称してここで撮るのがこの大きさ。これで約35mm相当。これより広角の24mm相当でも撮れます。数日前に画像あったかも。
これが約50mm相当。いわゆる標準レンズだとこれくらいなのかな?
これで約80mm相当。50-80よろこんでw
これで約105mm相当。こういう大きさの感覚も自分でつかんでいかないとね。
これで約135mm相当。水管橋はもうフレーム外。
これが約200mm相当。レストハウスや山小屋がわかるようになってきました。
これで約300mm相当。だいぶ迫ってきましたね。
ぐんぐん迫る約500mm相当。剣ヶ峰のところの建物がわかるくらい。
そしてこれがこのカメラで一番望遠側にした場合の約720mm相当。ここまで1本で取れりゃ十分かもね。画像はあまりクリアじゃないけど、これは画像処理エンジンのせいだと思うのだが。ファームアップである程度改善できると思うんだがなぁ。
だいたいこんな感じです。まぁ1台でいろんな距離で撮れるのは便利です。一眼レフを買ってもレンズがまた高いから、そこが考えものというか、手を出しにくい要因でもあります。
それはさておき、台風以来ずっと川が濁っている富士川もようやく流れがおさまってきたようです。まだ水は茶色いけど、水面が穏やかになってきて、“なんとなく逆さ富士”を撮ってみました。まだボケ逆さですが。富士山も人間も逆三角形なキレイな体型でありたいものですw
そしてこのカメラのもう1つの“芸当”が「連写」。最速で1秒間に11コマ撮れます。これはこのカメラを選んだ要因の大きな1つでもあります。それは、一発勝負の「富士山とドクターイエロー」をいい構図で止めるには連写は必須。前のカメラは1秒に2コマで連続6コマしか撮れなかったので実質的には1回のシャッターしかチャンスがなかったですが、今度のは少し手前からずっと押していればいい、橋梁の鉄骨との兼ね合いはあるものの、とりあえず250km/hくらいで走る新幹線を撮り逃がすことはないわけです。そこでこんなのも試してみました。
橋梁のスキマからの富士山と失踪・・じゃなくて疾走するN700系。
こちらは上りの700系。
さらにもう一段迫っての下り700系。ドクターイエローは700系なので、こんな感じで、そしてもうちょっと鮮明に撮ってみたいものです。これは手持ちで撮ったので三脚使ってリモートレリーズ使えばもうちょっとマシになるかな?
もうしばらくすると転勤でここでの撮影もかなり少なくなります。今のうちに撮らなきゃ。早く富士山雪降れ~!w
10/31出勤前、富士山を撮ろうといつもの定点観測場所へ行った時、ちょうどお天気が回復し富士山が曇りから晴れになるところに立ち会えたので、こちらの記事も写真を時系列にします。これずっと見てたら遅刻しそうになりましたw
まずはトップの写真が07:38・・・の前に、07:00ごろ清水を出発したころはまだどんよりした空で、富士山は見えてはいたものの灰色の空を撮るんだろうと思ってました。 しかし、富士川に着いたころから北西の風で、雲がどんどん東へと押し流されていくのが見えました。このトップ写真のいつもの観測場所は富士山全体と周りの山や空が一望できるからこそわかったのかもしれません。
07:39、山頂にかかっていた何層もの笠雲も、どんどん崩れてきていました。
同07:39、ちょっとアップで。
同時刻さらにアップで。雲が蒸発しているかのように、また風に流されるかのように西から東へ煙のごとく吹きあがっていました。
07:41、前日の弱い雨の時に山頂が冠雪したのがはっきりわかります。
そして07:50、雲が流されて富士山に日光があたりはじめました!が、まだ雲の影が残り、山肌はアディダスのマークのようになりましたw 笠雲ももう崩れて笠の形は残っていません。
07:51、なんか、アディダスとナイキのマークが合わさったような・・^^;
これも同じ時刻の07:51、一気に影も東へ去っていきます。
さらに同じ時刻のアップ。
07:52、再び全景で比較。ここまでトップの写真からわずか14分。
07:53、山頂の雲はますます小さくなっていきました。なんかビールが飲みたくなる雲^^;
07:54、先代林家三平の頭みたいな雲www
07:55、すっかり明るくなりました^^/