12/20の朝、勤務を終えた後に富士川で撮りました。富士川沿いでもいろいろとあります。
今回は写真を大きいもので見ていただきたいので、トップ写真以外はサムネイルをクリックしてください。
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いつもの場所の「富士山全景」。しかしこのあと、本当の全景が・・・!?
残雪状況はこんなん。
山頂付近アップで。
トップ写真の下向き構図。桜えびを強調^^; 食べたいw
さて、この写真を見て最近ちょっと気になっていたことが・・。それは、ここの桜えびの天日干しの撮影場所は富士川河口の横で、ここが海抜0m・・というより、ここが「富士山の終わりの場所」なのか?・・・ということです。水は高いところから低い所へ流れるのであれば、0mの海から途中ほかに一つの山もなく3776mまでずっとつながっているのは、富士山の終わりというのはここではないのか?・・・と考えたのです。
しかし、実際は富士川と富士山の間には潤井川が流れていて、単純に考えれば山頂に降った雨は一旦しみ込んだら最後はどこかの川に出てくるはずで、人工的につくらなければ水が川を越えてその向こうの川に行くことはありえない。となると、富士山が終わって海に出た場所というのはここではなくて潤井川が流れ出る田子の浦港ということになります。はて?・・・
で、ちょっと調べてみたら、それは両方正解ということらしいです。(ただし私のテキトーな考えのもとであります) ウィキペディアを見てみると 富士川は・・・↓
『江戸時代の始めまで、いくつもの支流をつくりながら、富士市の東(現在の田子の浦)の方へ曲がっており、川沿いにあたる富士市は度重なる洪水による災害が多発していたが、1674年に古郡重高・重政・重年の父子三代が50年以上の月日を費やし、富士川の流れそのものを直線となる現在の場所に変え、洪水が多発していた場所に遊水地としての機能も持つ2.7kmに及ぶ大堤防「雁堤」を建設された。 (ウィキペディア)』
・・・とあり、現在の富士川は改修されてまっすぐになったものであり、元々は潤井川も富士川も扇状地で洪水のたびに流れを変えながら、また途中で合流や分岐しながら海まで到達したと考えられます。
さらに、それより何より、富士山が噴火して一旦は海まで溶岩流が到達したはずで、そのあとにまた川が土地を削っていったと考えるほうが自然ではないかと考えました。だから、富士川の河口も潤井川の河口でもその他の場所でも、愛鷹山と扇状地との境目の谷・・つまり赤渕川から、富士川の間のところで海に接しているところは一応全て「富士山の終わりの場所」なんだろうと思う。ただし、まだいろいろな資料を探したワケではないので、機会あればまた調べてみたいと思っています。
それはそうと、河口の堤防の上に登ってみました。ちょうど海側防波堤と川の堤防とがぶつかる地点です。対岸の同じ場所まで相当遠い。実は富士川の河口の幅というのは2kmほどあって、日本の河川の中で一番広いのだそうです。でも、これって人工的に造られたものだったんですよね。
(あまりに遠いので望遠で撮ってみた)
そしてこちらもまだ疑問のままですが、「富士山全景」の右端は見えるんですが、普段撮っている富士川グラウンドからでは岩本山、明星山が邪魔で左の端が、肝心なところが見えません。で、さらに引いた位置から撮ってみればもしかして見えるかもと、堤防の上に登ってみたわけです。
いつもはこの山が邪魔だけど・・
望遠で撮ったら・・う~ん、霞んでよくわかりません・・。ただ、私はこれまで奥に見える・・あれは雨ヶ岳なのか竜ヶ岳なのか?・・のデコボコしたところが左端かと勘違いしてました。よーく写真を見るとスーっと拡がった富士山の裾野はそのまま延びているんですよね。となるとやはり、富士川から見える「富士山全景」の左端はおそらく朝霧高原と芝川とが接するあたり、地図上で見るとなんと田貫湖のあたりということになります。こちらもまたいろいろ調べてみたいですね。さらに、明星山に邪魔されずに“山の上でなく本当のフル全景が見渡せる場所”・・・がないだろうか探してみたいですね。
12/18もスッキリ晴れました。ただ、富士山の周りだけ雲が発生し富士山を囲んでいました。駿河湾フェリーがちょうどいいタイミングで来てくれました。
このフェリー船の名前も『富士』であります。ダブル富士だねw
さて、いつも撮影しているカメラでまた遊んでみました。
この富士フイルムHS20EXRは最広角で24mm相当、最望遠で720mm相当です。宣伝文句には「光学30倍」と謳ってますが、それは720mm÷24mm=30倍ってことで、いわゆる標準レンズが50mmですからそこから換算すれば14.4倍ってことです。まぁそれはいいんだけど、以前、最望遠側のAFが弱い、ピントがかなり合いにくいことは書きましたが今度は最広角側、こちらが歪むんです。これだけ1本のレンズで広範囲をカバーすれば当たり前なんでしょうが、撮影のときに注意しないと後から見た時に違和感が生じます。
こちらはその最広角側での写真なんですが・・、
・・カメラを上に向けると水平というかまっすぐなはずの海面が ‿ になってしまっています。欠点といえば欠点ですが、わざとこれを生かした撮り方をすると面白いものができるかも^^
さらに、おまけ。一番望遠側にすると(720mm相当)こう見えます。上の写真と比べると面白いです。
清水港からでもこんなアップで写せます。