生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

これは見過ごせなかったので……

2012-12-08 | 社会・法律・労働

「電車の中で、政治・野球・宗教の話はするな」
と言われる。
だから、ネットでもあまりその手の話はしてこなかった。

※公の場で「政治・野球・宗教」の話をすると、
いつ、誰からどんな反感を買うかわからないため爆弾

でも、これだけは我慢できなかったので
ブログに書いておくことにするむかっ(怒り)


片山さつき氏が驚きのツイートをしたらしい。
そして、もっと驚愕すべきことは、
それが片山氏の意見というだけでなく、
自民党の公式見解でもあるということだ。

これについては、以下のブログを読んで知り
とても共感できたので、ご覧頂けたらと思う。
http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2012/12/07/214931


どうだろうか。。。
自分は、寝言は寝てから言ってくれ~と言いたくなったげっそり

何のための近代国家だ~、
何のための憲法だ~…………。

「生まれてきた人間が生きる権利を
保障されないような国家は、俺たちがぶっ壊す衝撃
ほとんどの先進国では、こんな世論だと思うが、
その基本前提すら揺らぐことになってしまいそうだ。


平たく言えば、
「国のために貢献してる人しか救いません手(パー)
ということだろう。
そんなせこい国に、税金を払いたくないぞw……。

ちなみに、
「社会に貢献して、初めて人権が認められる」
「権利を主張する前に義務をはたせ」
というのは、私がもっとも嫌っている理論の一つであるちっ(怒った顔)

「権利」というのは、生まれた瞬間、
その場にあるものと解されていたはずだ。

間違っても、義務を果たした報酬として
権利が与えられるのではない。

権利をもらえる以上、お返しに義務を果たさなければ、
という心がけはたしかに美しく聞こえる。
だが、それは無理強いしてはならないものだ。

もし、義務を果たした者にしか権利がもらえないのなら、
暴漢に襲われても、
税金を納めていないと警察も助けてくれない、
というようなことになってしまうだろう。

あるいは、昔のように
一定額以上の税金を納めていないと、
選挙権がないということにもなりかねない。


「国」、「企業」、「社会」などの組織は、
個人が幸福をつかむためのツールに過ぎないと思う。
個人が組織を利用するのはいいが、組織が個人を犠牲にしてどうする?

まるで、人間が利用するために作ったロボットに
人間が利用されるようになってしまうという、
よくあるSFみたいではないか。

もし、個人が組織のために犠牲になることが許されてしまえば、
あのおぞましい「全体主義」への退化への第一歩と言える。

上のブログを読んだとき、
「日本に第二のヒトラー出現か?」
という仄かな戦慄じみたものを覚えずにはいられなかった。


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コメント (4)
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