生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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今後、こういう事件は増えるのでは?

2013-03-16 | 社会・法律・労働

まずはじめに。

ネットで、外国人を擁護するような発言をすると、
「在日外国人」などとイチャモンをつけられることが多いようだが、
自分の祖先、遡ること遅くとも平安時代から日本にいるようだ。

生粋の日本人から見ても、
日本人のこういう面は目に余るということで記事を書いた。

(占い師に見てもらったら、前世はヨーロピアンと言われたが、
前世までは責任を持たん……)

●広島8人殺傷:「仕事で怒られ恨み」社長を最初に襲う
http://mainichi.jp/select/news/m20130315k0000e040242000c.html

広島の工場で、外国人研修生が
経営者など8人を殺傷した事件。

この事件、とても気になっていた。
不適切な言い方かもしれないが、
「起こるべくして起こった」という感が拭えない。

いろいろなメディアを見ると、事件を起こした研修生は、
「社長は人使いが荒くて、言葉が悪い」
「コミュニケーションがとれず、周りからイライラされて辛くあたられた」
「一生懸命やってるのに叱られる」
などという不満を漏らしていたそうなのだ。

日本人の中には、
「仕事なんだから辛くて当たり前」
「甘えるな!」
などと言い出す人が出てきそうだが、ちょっとストップをかけたい。

「仕事は辛くなければいけない」なんていう妄想を抱くのは、
たぶん、日本人だけのようなのだ。


↓こんな意見もある(どこかの掲示板で見たのだが、どこで見たか忘れた……)
語調からして、外国人の発言である可能性がある。

■■■■■
仕事って本来みんなでワイワイ楽しみながら
お互いフォローしたり持ち上げたりして
成長していくものなんじゃないのですか?

あの人たちは何故いつも仕事ごときに感情的になって大声出すんですか?
あの人たちは何故いつも自分が仕事において上位であることを誇示するのですか?
そんなに仕事を知っていることが人間的に偉いのですか?
あの人たちは何故いつも職場の雰囲気を悪くさせるのですか?
あの人たちは何故いつもイライラしてるのですか?
■■■■■

そう、いい大人が、
仕事のことで声を荒げたり感情的になるのは、
世界的に見ると、きわめて異質なことなのだ。

「仕事ができない」というだけの理由で
いじめもどきのことが許される……。
とても、21世紀の先進国の文化とは思えない。


一生懸命にやってる人(しかも成人)を
人前で怒鳴るなんてことをもし海外でやれば、
殺し屋に狙われることにもなりかねない、と聞いたことがある。

怒鳴ったり罵倒したりすることは、
それくらい人のプライドを傷つける行為だということは、
理解に難くないと思うのだが。

でも、日本人は「仕事となると」豹変する人がいる。
普段はものすごく温和なのに、
仕事となると眉間にしわを寄せ、
後輩を叩き、きつい言葉を周りにぶちまける。
はっきりいって、気味が悪いし怖い。。。

私が「社畜」と呼んで、
いつも激烈に嫌悪している人たちだ↓
http://yaplog.jp/oomizuao/archive/202

外国人雇用を積極的に進めている企業も多いし、
日系企業で働く外国人は、どんどん増えていくだろう。

なんとかの一つ覚えみたいに、
グローバル化を唱える企業は多いが、
幼稚で野蛮な文化、「社畜っぽい思考」から卒業しない限り、
こういう事件は今後、増えていくと思う。

コメント (7)
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