生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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数学で遊ぼう

2025-01-10 | 自然科学
ちょっと浮世離れした『数学遊び』のネタを提供します。

●不思議なはなし1

数学では「0で割ってはいけない」という常識がある。
だから当然、

7÷0=解なし

となるのだが、では次の場合はどうだろうか?

0÷0=?

0で割ってはいけないのだから、やっぱり解なしじゃね?
と思うかもしれないが、「0を割る場合」のみ
少し話が違ってくる。

割り算というのは、言い換えると、
(割る数)に何をかけると(割られる数)になるか?
ということ。

0に何をかけると7になるか → そんな数は存在しない

でも
0に何をかけると0になるか → すべての数

だから
0÷0=不定(解が無限にある)
となってしまうのだ。

※大学入試の数学でも、分子が0でない限り、
分母が0になる可能性をまず否定しよう。
特に難関大学では、
「分母が0になる可能性を消さないなんて数学をわかっていない」
と、部分点すらもらえないこともあるらしい。


●不思議なはなし2

0.99999……=1 であると言うと、
「そんなバカな」と思うことだろう。

1/9=0.11111…… 

であるが、両辺を9倍すると

9/9=1=0.99999……

となってしまうのだ。

数学では常識に反する計算結果が出ることが珍しくないが、
数学的に示されたことは、50年後くらいに物理的に証明される、
というのがこれまでの科学史の流れである。

数学的には4次元空間には「物質は存在できない」はず。
(私の計算が間違っていなければの話だが)
いったいどんな世界か想像もできないのだが、はたして……。

※4次元空間では、電子、陽子、中性子からなる原子でなく、
まったく別の素粒子からなる世界が広がっていると思われる。

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