介護がしんどい、生き地獄だ……
という愚痴記事を何回も書いてしまいましたが、
病気になる前の、母のキャラだったかについても
お話したいと思います。
親バカならぬ子バカかもしれませんが、
異常なまでの超働き者でした。
座ってゆっくり休んでいるところを見たことがありません。
2件分(実家と祖父母宅)の家事や料理、何から何まで
完璧(というか150点?)にこなしていました。
働き者過ぎてドン引きするほど……。
いい加減にしないと倒れる、何度そう言ったかわかりませんが、
本当に倒れでもしない限り、働き者は辞められない体質なのでした。
それが、まさか、
こんな体の壊し方をするとは。
祖母の介護が終わり、
水泳や英会話など、「自分の時間を愉しむ」ということを
覚え始めた矢先のことでした。
超働き者だから、足腰が弱る要素はまったくありません。
料理も完璧だから、栄養バランスも無問題。
それなのに、神経難病には勝てぬ。
私が「努力は必ず報われる」という言葉を、
蛇蝎のごとく嫌うようになった理由のひとつがこれです。
※個人的には蛇もサソリも好きだが、それは置いといて……。
尤も、母が自分の時間を必要としないから、
私なども「自分の時間」は必要としない、
ゆっくり座って休む時間も必要ないと思ってしまうのかもしれない。
自分が必要としなかったものを必要とする人の心理を想像することは、
極めて難しいことであるから。