「おいっ! いつまで無視してるんだ?!」
小柄だが、ちょっとDQNっぽい男が机をドンと叩く。
振動がこちらまで伝わってきて、一瞬器が浮いた……。
慌ててお冷を持って駆けつける店員……。
先日、都内のとあるラーメン屋でのできごとだ。
時間遡り。
男が店に入ってきた。
店内はあまり広くはなく(失礼!)、見通しもよい。
店員さんは3,4人いたと思う。
ピーク時ではないので、バタバタしてはいなかった。
しかし、店員たちは男に気づかないのか、
いつまで経っても何の声かけもしない。
しばらく入口に佇んでいた男だが、
仕方なしにといった感じでカウンター席に着いた。
すいているカウンターに、
新たに人が座っていたら目立つと思うのだが、
そこでも店員さんのリアクションはなし。
そして約10分が経過した段階で、冒頭のシーンになったのだった。
このシーンだけ切り取ってみると、
「ま~た、『モンスター汚客様』が喚いてるのかよ~」
と思ってしまうが、男の気持ちもわかった。
「あなたには存在感がありませんよ」
という烙印を押された気分になったことだろう。
店員さんが1人なら、ボーっとした人や
注意散漫な人もいるだろうから、まあ仕方ない気がする。
しかし複数人の店員さんがいて、
見通しのよい、あまり広くないすいている店内に、
新たな客が入ってきていつまでも気づかないというのは、
サービス業としていかがなものか、という気がしてしまった。
防犯上も物騒なことこのうえない。
ラーメンは美味しかったんだけれどね……。
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