それは突如として出現し、一瞬にして頂点を極めたのだった・・・・・。
ご覧ください!
女神が微笑んだ珠玉の”低温度差スターリングエンジンカー”!
”かりおか9号”ですっ(`o´)/゛
かりおか9号は、かりおか8号の後に続けて製作した、改良版となる作品です。
8号が完成した時、4つの車輪の1つが僅かに浮いていて、全体に歪みがあることが気になりました。
これは、クランクを支えるアルミフレームの曲げ加工による歪みと、ディスプレーサーシリンダーとのネジ止めによる、接合のズレによるものと思われました。
また、テグス(釣り糸)によるジョイントは、接着の強度と耐久性の不安が解消できず、組み立て、取り外し時の扱いも面倒なものとなっていました。
<かりおか9号での改良>
クランクを支えるフレームは、アクリル板で構成することにしました。
ディスプレーサーシリンダーと直結することによって、フレームとして一体化し、水平、垂直方向ともに、歪みの少ないしっかりしたものになりました。
ただし、8号のようにフレームを分解することができなくなったため、クランク支持部は独立させ、写真のように取り外しが出来るようにしました。
また、テグス(釣り糸)によるジョイントはやめ、ベアリングを使ったジョイントに変更しました。フリクションロスが増加するのでは?と気になりましたが、性能的には特に劣った感じはありませんでした。
機械クランクにはベアリングを2個使い、パワーピストンとのリンクを安定させることに成功しました。 ←前面 左:8号 右:9号
その他、全体的なカラーをイエロー、オレンジ、レッドという同系統の色合いとし、車体前面のパネルの形状、および、フライホイールのデザインも、8号とは異なった新たなデザインに仕上げました。
例によって、動く様子を見てやってください。
ディスプレーサーに温度差を与えるため、お湯を入れたガラスのカップを乗せています。
右側から
左側から
9号は、8号よりも動きが安定していて、性能も良い感じがします。
全体の歪みが無く、リンク系統が安定したためでしょう。
9号は、ハンズ大賞応募に間に合わせるため、僅か2週間で製作しましたが、完成度の高い作品になったと思います。
(・_・)ヾ(・o・)マジメジャ~ン
-自作 低温度差スターリングエンジン-