養専寺と安芸・周防国境紛争

写真（2005-1-8撮影）は和木町にある養専寺の外観である。
この寺の境内に宝暦受難三士の墓があります。小瀬川を挟んで
周防（山口県）と安芸（広島）国境で絶えず抗争があった。
その中でも宝暦２年（1752）にあった与三野地騒動で犠牲となった
野脇新六（釈教信）坂戸源右衛門（釈清祐）児玉次郎兵衛（釈浄願）
の３人の墓があります。
吉川氏より夫々の子供を武士とし10石を与えた。
紛争が続いた小瀬川の中州は亨和元年（1801）樋口祥左衛門の指揮で
堤を築き川の真中に杭を立てたことで解決となった。
この時岩国藩の土木技術者で功績のあったのは佐江木冶右衛門直于
（さえぎじえもんなおゆき）である。