2021年10月14日の神戸新聞朝刊で「時の流れ感じる古墳の道しるべ JR垂水駅周辺」
という見出しで本日写真紹介する道案内の標識が紹介されていました。
そこで、翌日の10月15日に現地に出向き写真を撮ってきましたので紹介します。
上の2枚の写真が五色塚古墳への道案内の標識です。450Mの文字と矢印と五色塚古墳
を示す前方後円墳を表す鍵穴が表示されています。
赤い道はJR垂水駅付近から五色塚古墳に到る道で五色塚古墳の復元工事が行われた
昭和50年(1975年)頃に徒歩ルートを示すために設置されたそうです。
上の2枚の写真はJR垂水駅の近くの「商大筋」から五色塚古墳に通ずる徒歩経路の
入り口付近で五色塚古墳まで500Mの標識が掲示されています。
五色塚古墳についの概説を記しておきます。
詳細写真は下記ブログを参照してください。
五色塚古墳 in 2009-2-11 : 散策とグルメの記録 (exblog.jp)
住所:兵庫県神戸市垂水区五色山4丁目 TEL:078-707-3131(月曜 定休)
五色塚古墳は3段構築の前方後円墳で、全長194m、高さは前方部で11.5m、後円部で18mである。
(上段の長さは約150m中段の長さは約170m下段の長さは約194m)
後円部の直径は墳頂で約30m、段部で約72m中段で約100m、下段で約125mである。
兵庫県下で最大の古墳である。築造年代は4世紀末か5世紀初頭であろうと
推定されています。
被葬者は地方の豪族と推定されています。
斜面には葺石(ふきいし)が葺かれその数は223万個 重量にして2,784トンあります。
葺石は下段のほうは地元の古墳周辺から集められた小石で上段部になると大きなものだと
直径30cmくらいにもなり淡路島から運ばれてきたと推定されています。
さらに出土した埴輪は総数2,200本と推定されています。
五色塚古墳の西側には直径60メートルの円形の「小壷(こつぼ)古墳」があります。
五色塚古墳は大正10年(1921)に小壷古墳(円墳)とともに国指定史跡に
指定されています。
昭和40年(1965)から史跡環境整備計画の一環として約10年の歳月をかけて
復旧復元工事が行われ現在に至っています。
東側のくびれ部には1辺約20m高さ1.5mの方形墳(マウント)が築かれている。(現存)
マウントの斜面には葺石が葺かれていました。葺石の上から土師器(はじき)
須恵器(すえき)、埴輪などの破片も発見されています。
さらに北東マウントからは埴輪円筒棺が2個発見されました。
マウントは現在は芝生で整備されています。
また西側にも小さな小墳丘が存在していたことが過去の調査で確認されている。
五色塚古墳の周辺には遊女塚、小塚、四ツ塚、七ツ塚などと呼ばれる小古墳が存在
していたと伝えられているが位置や基数など発掘されておらず不明である。
五色塚古墳に関する関連サイト
令和3年(2021)度春季企画展 国史跡「五色塚古墳の歩み」観覧記 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
得能山古墳と念仏山古墳 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
「神戸市内の遺跡調査で分かった神戸の歴史」を聴講して on 2017-10-15 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
藤本敬八郎氏の彫刻作品[古墳時代からのたより」 in 五色塚古墳 on 2014-6-14 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
神戸西神中央そごう内の東天閣でのランチ on 2014-7-12 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
この記事の中で2012年に国の重要文化財になった五色塚古墳の円筒埴輪
とその解説パネルを掲載しています。
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