2021年5月4日のNHKラジオ「子ども科学電話相談」で「ノジュール」とは何かの
質問が寄せられました。私もいまだ聞いたことの無い言葉だったので調べて
みました。
ノジュール(化石を中心に岩石に含まれる金属が置換して固くなったモノ)
Wikipediaによる解説は下記のとおり。
団塊(だんかい、英: nodule[1][2]、concretion[1])とは、地質体中に見られる、
周囲と成分の異なる塊。ノジュールともいう[3]。堆積物の砕屑粒子の隙間が鉱物で
充填されてできたものはコンクリーションという。内部に化石を閉じ込めている
ことがあり[4]、その場合には周囲の母岩よりも硬い団塊が地面の圧力に耐え、
内部の化石は立体を保っていることが多い。従って化石採集の際には、雨や川に
よる浸食を受けて露頭から落ちた団塊を探すという手法も採られている[5]。
ノジュールに関連してコンクリーションの解説も講師の先生から解説があった。
Wikipediaでは下記のように説明
コンクリーション(英: Concretion)は、堆積物の砕屑粒子間の隙間に鉱物が析出・充填
することによって凝結したものを指す。
いわば"天然のセメント"である。通常、球形あるいは卵形だが、不規則な形状になっている
こともある。「ノジュール(団塊)」と区別されないで用いられていることもあるが、本来、
ノジュール(nodule)とは、周囲とは異なる鉱物の球状塊のことで、
堆積岩中のものとは限らない(例えば、かんらん岩ノジュール)。
18世紀頃から地質学的な記録があり、恐竜の卵、動植物の化石、地球外物質あるいは人工物ではないかと考えられていた。
写真が無いと寂しいので化石の写真を添付しておきます。
上の写真は第10回須磨の植物化石展で展示されていたヒノキバヤドリギ(檜葉寄生木)の
化石です。ヒノキバヤドリギの学名 :Korthalsella japonica
ツバキ、ヒサカキ、モチノキ、マサキ、ヤブニッケイなどの常緑樹に寄生する常緑の
木で化石の隣に須磨離宮公園で採取された親木とヒノキバヤドリギも置かれて
いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます