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古代船「なみはや」の展示 in 大阪歴史博物館

2012年02月03日 17時34分21秒 | Weblog
2012年1月27日(金)大阪歴史博物館で標題の古代船「なみはや」の
展示を見ましたので写真紹介します。


上の写真は古代船「なみはや」の写真と解説の展示。

「なみはや」は1988年に大阪市平野区長原に300~500基あったと推定
される古墳群の中の一つ、5世紀前葉に造られた「高廻り2号墳」と
呼ぶ直径21mの円墳の周溝より家型埴輪・円筒埴輪とともに出土した
船型埴輪(いずれも国の重要文化財)を原型として、
1989年(平成元年)に大阪市が市制100週年を記念して実物大の古代船を
復元し、倭の五王時代の航海を再現して、大阪から韓国の釜山までの
700Kmを35日かけて航海し、古代からの日韓交流を新たにしました。

古事記や日本書紀には、スサノオノミコトが「船にはスギか
クスノキを使え」とする話があり、実際にスギの丸木舟やクスノキ製
の船の断片が発掘されており、古代の船にはスギかクスノキが
使われていたと推定されます。
なみはやに使われたのは米国オレゴン州の山から伐り出された
ダグラスファーだったそうです。

科学する邪馬台国(6)古代の船と航海ルートのサイトに詳しい解説
されていますので、リンクさせていただきました。
http://inoues.net/science/war.html


上の展示は2種類の埴輪の解説をしたもの。
二体成形船と一体成形船(高廻り1号墳の埴輪より 船底の突出がない)
の2種類があります。
船底には丸木舟を用い、舷側に板材を組み合わせた準構造船。

上の写真(展示)は埴輪を基にした再現模型の展示。


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