熊本県嘉島町の上官塚遺跡の古墳群(5世紀前半ごろ)で、住居とその囲いを
かたどった埴輪が出土した。町によると、住居と囲いがセットで発掘されるのは
「小熊山古墳・御塔山古墳」(大分県杵築市)に次いで九州では2例目。
今秋から熊本県立装飾古墳館(山鹿市)で一般公開が予定されている。
住居形の埴輪(幅43cm、高さと奥行き33cm)は赤く彩色され、
住居形の埴輪(幅43cm、高さと奥行き33cm)は赤く彩色され、
壁面には鏡をつり下げた様子を示したとみられる円形の模様が確認できる。
囲い形(幅62cm、高さ14cm、奥行き40cm)は、上部に切り込みがある。
上官塚遺跡では、これまでも円筒形の埴輪や甕棺などが多数出土している。
住居と囲いをかたどった埴輪は、町の土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査で
2006年(平成18年)までに発掘された。
以上は8月16日、神戸新聞(夕刊)より引用
上官塚遺跡の古墳群から出土の囲い付の家形埴輪の写真や資料を下記の
嘉島町文化財調査報告第11集「上官塚遺跡」発行:令和6年3月29日より
(奈良文化財研究所 データベース)
ピックアップして紹介します。
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上の写真は囲い付の家形埴輪の家形埴輪
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上の写真は上記、家形埴輪の実測図
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上の写真は囲い付の家形埴輪の囲い部分
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上の写真は上記、囲い部分(囲形埴輪)の実測図
囲い付の家形埴輪のイメージは東京新聞の下記サイトに掲載されています。
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上の写真は上官塚古墳群と上官塚遺跡の遠景
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上の写真は上官塚古墳群の中の囲い付の家形埴輪が出土したSZ09
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上の写真はSZ09の家形埴輪などの出土状況
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