6月3日(金)は、午前7時半から嘉手納基地第1ゲート前での抗議行動の後、辺野古・シュワブ基地ゲート前の抗議行動に参加した。嘉手納でもシュワブでも、「危険な米兵をゲートから出すな!」と強い抗議行動が繰り広げられた。どちらでも、ゲートから出てくる米兵車両の前に立ち塞がったり、座り込んでゲートを封鎖したので、機動隊による強制排除が何回も行われた。
1日のうちに2ケ所で機動隊に排除されたのは始めてだが、さすがに疲れた。帰宅してシャツを脱ぐと、久しぶりに身体に赤あざができていた。機動隊の強制排除によるもので許せない。
<嘉手納基地第1ゲート前での抗議行動>
嘉手納基地第1ゲート前には、小雨にもかかわらず、100名以上の人たちが集まった。海上行動が中止になったので、カヌー隊のメンバーらも来てくれた。
水曜日のブログでも説明したが、嘉手納基地の米軍は、「抗議行動が行われる水曜日と金曜日は、午前6時半から抗議行動終了まで第1ゲートから出ず、第5ゲートに回れ」という指示を出している。第1ゲートから出てくる米兵車両は、その指示を無視しているのだが、機動隊は、そうした車両を第1ゲートから出すことに必死になって県民の排除を続けている。あまりに情けない警察の姿だ。
機動隊に阻止されながらも、必死に米兵車両に抗議を続ける市民たち。相次ぐ米兵たちの犯罪に、皆の怒りは強い。
<シュワブ基地新ゲート前での抗議行動>
午前9時過ぎに嘉手納基地ゲート前での抗議行動を終え、急いで辺野古に向かった。シュワブ基地でも、山城博治さんの指揮のもと、ゲート前に座り込んで果敢な抗議行動が続いていた。
しかし、今日は人数が少なかったので、ゲート前は完全には封鎖できていない。下の写真でも分かるように、米軍車両は右斜めに出ていけば、簡単に外に出ることができる。ところが、米軍はあくまでも正面突破にこだわり、外に出る車両が何台かたまってくると、座り込んでいる県民を機動隊に排除させている。米軍はメンツだけを考えているのだが、そのために日本の警察がいいように使われているのだから情けない。
米軍が強硬な姿勢を見せているため、大勢の軍警(米軍に雇われた日本人警備員。上の写真の左側の連中)たちが前面に出て、スピーカーでがなり立てている。
10分毎ぐらいに中から機動隊員が出てきて、座り込んでいる人たちの強制排除を始める。途中から機動隊が増員されたので見ると、朝、嘉手納にいた機動隊の連中だった。
今日も島袋文子さんが最前列に座り込んで頑張っている。機動隊がかかえて強制排除しようとした際、文子さんが腕を痛めたようだ。山城博治さんが「もし文子おばあに手を出したら、みんなで一斉に中に入って抗議するぞ!」と叫んだ。
歩道脇に機動隊が壁を作り、抗議する市民らを中に閉じ込めて外に出さない。以前は、機動隊のバスや鉄柵で「檻」を作っていたが、いわば簡易型の「檻」だ。
米軍に雇われた軍警たちは、ほとんどが銃を携行している。昨日、嘉手納で出てきた機動隊員らが銃を携行していることを問題にしたが、軍警の連中も、県民の抗議の場に出てくる場合は、銃を外してからくるべきだろう。
軍警たちは時々、イエローラインに近づいてくるが、もし一歩でもラインから外に出れば、警察はただちに銃刀法違反で現行犯逮捕しなければならない。