5日(木)、午前7時からシュワブ基地ゲート前で今年最初の決起集会が開かれた。海上行動のミーティングに参加してからゲート前に行く。生憎の雨だったが、400人ほどの人たちが集まっている。
沖縄選出国会議員団、稲嶺名護市長、各会派の県会議員、そして各地の島ぐるみ会議代表のアピールの後、突然、これからの防衛局の海上、陸上での作業がどう進んで行くか、それに対する対応策等について話をするよう指名を受けた。マイクを握り、海底ボーリング調査再開の欺瞞、フロート張り出しは知事の指示に反していること、汚濁防止膜のための大型コンクリートブロック投下は岩礁破砕許可を得ておらず違法であること。また、陸上での工事については、国道329号線第2ゲート近くでの仮設道路工事の準備が始まること、大浦湾沿岸部での仮設道路が着工されること、さらに生コンプラント造成工事が始まることなどを説明した。そしていずれにしろ埋立承認を一刻も早く撤回することの必要性を強調した。
午後からは、いよいよ証人尋問に入る識名トンネル 住民訴訟の弁護団会議のため、昼前には那覇に戻った。識名トンネル住民訴訟は提訴以来4年を経過したが、やっと証人尋問が始まる。まずは1月18日、漢那沖縄県土木建築部長(現石垣市副市長)、赤嶺南部土木所長、津中大成建設現場所長(肩書きはいずれも当時)の尋問が行われる。その結果によって仲井眞前知事の採否が決定される。当面は、この証人尋問に向けて準備を進めていきたい。
夜のテレビニュースで辺野古の海上作業の様子が放映された。海保の浜に浮桟橋が設置され、カヌー隊が今日も果敢な阻止行動を続けている。しかし、海保の海猿たちが飛びかかってカヌーメンバーらは次々と拘束されていく。腹立たしい。
下は昨日の海上行動の様子を報道した沖縄タイムス。6人の海猿たちを乗せたボート2隻が、1艇のカヌーを規制している。全体でもカヌー10艇に海保のボートは10隻。1艇のカヌーに6名の海猿が襲いかかっているのだ。
ところが今日は海保のボートがなんと18隻も出てきたという。これだけで108人もの海猿がいたことになる。1艇のカヌーになんと10人以上もの海猿だ。高江のヘリパッド工事を機動隊の全国動員の圧倒的な力で強行した政府は、今度は海保にその役割を担わせようとしているのだ。
昨年12月、安部に墜落したオスプレイの現場にはわずか1~2隻の海保のボートが来ただけで、それも米軍に接近を拒まれた。結局、何もすることができず、遠くから写真を撮るだけで引き下がった。米軍への卑屈な態度、そして米軍基地を造るための暴力を振るいながらの工事協力。あまりに見苦しいとしか言いようがない。