(7月22日(火)午前2時半 シュワブ基地に入る大型トレーラー(豊里友行氏撮影))
7月21日、22日と続いて、深夜にシュワブ基地内に海上ブイやボーリング調査のための資材が搬入されたので、23日(水)は昼間だけではなく深夜の午前0時から徹夜の監視行動が取り組まれた。私は、行けなかったのだが、今朝聞くと、なんと50名もの人たちが参加されたという。また、那覇の平和市民連絡会のメンバーらも、荷物の搬出が行われないか、深夜の監視態勢に入った。ゲート前で抗議行動を続けているメンバーだけではなく、あちこちで大勢の人たちが行動に参加しているのだ。
23日午前は、識名トンネル住民訴訟の第10回口頭弁論が開かれた。この訴訟は、違法工事で被った県民の損害を、県の担当者と受注業者(大成建設ら)が負担せよと求めたものだ。ところが、今回、大成建設は、県に対して債務不存在であることを求めて、「独立当事者参加」の申立てをした。県議会の百条委員会でも、大成建設と県の証言が食い違うなど、お互いに争ってきたが、この裁判でも見苦しい争いが始まってきたようだ。
午後は辺野古に行き、シュワブ基地前の抗議行動に参加した。
台風の余波で海は少し荒れ気味だが、大浦湾側で昨日始まった工事は、今日も継続されている。そしてその前の海では、米軍の水陸両用戦車の演習が続けられていたそうだ。この辺りは、つい先日、110本ものジュゴンの食み跡が見つかったところだが、日本政府の工事、米軍の演習で、もうジュゴンは近づけない。