10月24日(金)、今日は「ラブ子」でカヌー隊のサポートを担当した。フロートの引き出し作業は今日も行われず、カヌー隊は辺野古の浜から瀬嵩の浜を往復した。大浦湾を漕ぐこのコースは片道だけでも大変だが、ほとんどのカヌーが難なく漕ぎきった。皆、本当に力をつけたものだ。
(大浦湾を進むカヌー隊)
ところで、今日の沖縄タイムスは、防衛局から提出された設計概要の変更申請の問題点を大きく紹介している。いろんな問題があるが、特に「最大の焦点」としているのが美謝川の水路切替の問題だ。このブログの9月24日版の「論考」でも詳述したが、水路を1Km以上の暗渠とし、しかも途中で90度よりもきつい鋭角に折り曲げるというのだから、もうこれは論外だ。
(10月24日 沖縄タイムス)
(国道329号線下の美謝川。変更計画では長さ1Km以上にわたってこのような暗渠となってしまう。)
大浦湾に流れ込む美謝川の河口(10月24日撮影)。長く雨が降っていないので今は水量は少ないが、河口部は広いラグーン(潟湖)となっている。防衛局の埋立承認願書では、このラグーンが環境保護に大きな役割を果たしており、「可能な限りラグーンのもつ機能を再現する」とされていた。しかし、今回の変更申請では、長さ1Km以上もの暗渠とし、しかも90度に折り曲げてしまうという計画となっている。承認の余地はない。
<追記>
10月25日の琉球新報も1面トップでこの問題を取り上げている。