10月27日(月)、台風19号で防衛局が辺野古の海に設置したフロートのアンカーが引きずられ、海底のサンゴを破壊した。この問題で、うりずんの会(沖縄選出野党国会議員団)が防衛局長への抗議の申し入れをするというので同席させてもらった。
我々からは、潜水調査による被害状況の写真を見せながら、「杜撰なフロートの設置や台風対策を行ったことがサンゴ等への大きな被害を与えることとなった。」と追求したが、井上防衛局長は、「台風の前に一部のフロートを陸揚げしたり、追加的のアンカー等の対策を行ったが、台風がきわめて強かった。サンゴの損傷等については、今、環境への影響を調査している。それがまとまり次第、「環境監視等委員会」の専門家の先生方に協議してもらい、適切に対応していきたい。」と答えるだけだった。
我々は、現在、被害状況の調査をし、それを専門家の先生方に諮るというのなら、少なくともそれまではフロートの再設置はするな!とも強く要求したが、局長は「ボーリング調査のための必要な調査は続けていきます。」という態度を変えなかったため、皆の怒りが集中した。
(沖縄選出野党国会議院団が井上防衛局長(右から2人目)へ申し入れ)
(潜水調査による被害状況の現場写真に声もない井上局長)
下が、うりずんの会による防衛大臣、防衛局長への申し入れ書
嘉手納の沖縄防衛局での交渉の後、辺野古に向かった。
シュワブ前の座り込みテント。今日は「島ぐるみ会議」のバスが2台来て、賑やかだった。
今日も、「アスベストの除去についての説明会を行え!」と強く要求したが、防衛局は、「必要なら公文書公開請求をせよ」との横柄な態度を変えなかった。29日には、いよいよ飛散性アスベストの撤去に向けて、県や労働基準監督署の立ち入り調査が行われる。しかし、防衛局のこのような横柄な態度では、29日に向けてシュワブ前の抗議行動はますます激しくなるだろう。