チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

8月27日(水)、本部港(塩川地区)から安和桟橋、辺野古へ

2019年08月28日 | 沖縄日記・辺野古

 8月28日(水)、つれあいも退院して10日が経過した。もうかなり回復してきたので、一人、残しておいても大丈夫だろうと思い、朝から久しぶりに本部港(塩川地区)へ向かった。

 本部港(塩川地区)では、今日も辺野古への土砂搬送作業が行われていた。5月は3回、6月は2回と少なかったが、7月に入って14回と増えている。それでも今日は、1隻の運搬船に積み込んだだけで、午前10時頃には早々と作業を終え、引き上げてしまった。

 作業が終り警備員らが隊列を組んで帰っていく。わずか数名が抗議・監視しているだけなのに、今日も100名を超える警備員が配置されている。あきれるほどの税金の無駄遣いだ。

                                                                                      (K.Tさん撮影)

 今年5月以降、防衛局は土砂搬送時に警備員にネットを持たせ、臨港道路の通行を規制してきた。県や本部町が再三、止めるよう注意したが無視し続けた。我々も再三、抗議した結果、県は7月12日、「臨港道路上への柵の設置や人員の配置により、臨港道路の通行の阻害や片側車線の専用使用などがなされた。これにより、他の港湾使用者の利用が制限されるなど、港湾管理上の支障が生じている」という文書を出した。その結果、以前ほどの広範囲のネットによる規制は控えるようになったが、上の写真のように今も臨港道路での規制が続いている。

 明らかに港湾管理条例第13条が規制する「港湾施設の機能を妨げる行為」であり、県と本部町は、条例に基づいて港湾使用許可を取消さなければならない。

 船に積み込んでいるのは、もう完全な赤土。防衛局・琉球セメントはこれを、石材(岩ズリ)だと言っているのだから呆れる。

 

 本部港(塩川地区))の作業が終わったので、安和桟橋に向かった。今日は、13隻のカヌーが果敢な抗議行動を続けていた。炎天下、長時間の海上での抗議行動には頭が下がる。

 

 

 安和桟橋敷地内の土砂堆積場は、すっかり土砂がなくなっている。この写真は午前中のものだが、午後には完全に土砂がなくなったという連絡が入った。

 この土砂堆積は、赤土等流出防止条例の届なしの違反行為だったため、県の指示でブルーシートをかけ、土砂を動かすことはできなかった。しかし、県が4月に、ペナルティを課すこともなく、「計画変更不要通知書」を出してしまった。そのため、いくらゲート前で抗議行動を続けても、この堆積場から運搬船への積込みが行われるので、辺野古への土砂搬送が加速するようになってしまったのだ。

 赤土等流出防止条例では、10%を超える面積の変更は県に届け出る必要がある。今回は4240平方メートルで届け出ているが、堆積を無くす場合も当然、面積の変更なので、県に届出なければならない。

 明日以降、またこの堆積場への土砂搬入が始まるのだろう。安和桟橋ゲート前での抗議行動が重要となる。

 

 午後は辺野古へ。ゲート前で指名されて久しぶりにマイクを持つ。防衛省に設置される有識者会議や防衛局が発注した地盤改良工事の問題点等について話をした。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宮古・石垣・与那国への自衛... | トップ | 大浦湾の地盤改良工事を検討... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事