今年11月の沖縄知事選。野党側は、辺野古埋立承認の取り消しを第1のスローガンとして候補者の選定作業が進んでいる。
あせった政府は、予定を1年も早め、今秋の知事選前にでも埋立工事に着手する方針を立てたようだ。埋立を承認してくれた仲井眞知事の在任中にできるだけの既成事実づくりを狙ったものだろう。卑劣としか言いようがない。
それでも、これは政府の大きな勘違いというほかない。埋立工事が強行されれば、決死の阻止行動が始まり、沖縄は騒然とする。5月5日の琉球新報の世論調査でも、辺野古埋立反対の声は県民の74%にもなっている。政府の強行姿勢に怒りの声が沸き上がり、知事選挙では埋立反対の候補者が有利になることは目に見えている。