小金井
の宮地楽器へ。ここで、かの中西俊博さんのライヴってことだったんだけど、今回のライヴは、「楽器紹介」の面が大きかった、筈なんですけども。
ヴァイオリンという楽器は、いつもいつも「ストラディバリウス」がトップという事になっちゃってるんですけど、実は製作している人が多くて、日本人製作者も結構いる。友人にも一人。今回のライヴは、菊田浩氏の楽器の紹介、ということになる。
確か「ミニライヴ」じゃありませんでしたっけ??結局いつもと同じ、何曲も弾きまくりでとっても楽しかったんですけども・・・・・。うーん、それとは別に、色々考えさせられちゃって。
って言いますか、ライブの後で、楽器の展示をついつい見ちゃったのがまずかった。よせばいいのに「弓を見せていただけますか?」とか余計なことを口走って、危うく買わされるところだった~~~、あっぶな~~~。。
こういう場合は「考えてみます」という、お洋服を買わない時の決まり文句を駆使して逃げるが一番、、、ふう~~~ だってなあ、90万円なんていうんだもん、無茶っすよ。シロートのお遊びに使うようなレベルの物ではないよ。
弓といえば、ヴァイオリンの弓の原料であるところのフェルナンブコという木、これはほぼブラジル特産品だそうですが、もう、ブラジル政府が出さない、つまり、絶滅しかけちゃってるってことで。こうなると、弓自体が投機品になりかねない側面も。それだけじゃないな。
ヴァイオリン、楽器も色々展示されてましたけど、あーどうするんだ~~?誰が弾くんだ~~?ヴァイオリンの演奏人口、増えるなんてこと、あるんでしょうか?そこに展示されてるレベルの楽器を使えるレベル(いや、別にお遊びだって構わないとは思うけど)の人、何人いるのか?
で、買って使って、で、その後は?可燃ごみ?
クレモナに行った時、色々印象強いシーンがあったのだけど、一番はトラックかなんかに山と積まれたクズ楽器(なんでしょうか?)。もうね、将来可燃ごみ決定、としか思えなくて。あー、楽器って、他に使い道がないから、結構な森林破壊やっちゃってるよなあ。。。。。
クレモナには製作学校があって、製作技術を持つ人が毎年出てるんだけど、演奏する人は?それになあ、楽器って、あまり買い換えるものではないし・・・・・・。しかも、古い奴がいいんだ、という一種の迷信があるし・・・・・。新しい楽器って、マジレッドオーシャンなんですよねえ。使う人がろくにいないのに、楽器ばかり増える、状況になってしまってるような気がする・・・・。これって、どんな楽器にも言える事ではあるけれど。ただねえ、ヴァイオリン族の楽器は木製だからさ。
弓は原料が枯渇しかけてるという事で、ますますマズイ。
ていうかね、シロートが弾く分には、もう、カーボンボウで十分じゃないかと最近は思ってる。著名な演奏家の方がメーカーとコラボするなりして、カーボンボウを普及させてくれればなあ・・・・・・。
でね、演奏する人が増えない大きな理由がいくつかあると感じてましてね。ちょっと連載するかも。
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