

容疑者は、ごく平凡な主婦――のはずだった。
殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す。戦慄の犯罪小説。
大藪春彦賞作家が描く、戦慄の犯罪小説!!
家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、趣味の懸賞でデイナーショーのチケットを手にした。参加した会場で、サングラスをかけた見覚えのない美女に声をかけられる。女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして、文絵に恩返しがしたいとある話を持ちかけるが――。一方、鎌倉に建つ豪邸で、殺人事件が発生。被害者男性は、頭部を強打され凄惨な姿で発見された。神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介は鎌倉署の美人刑事・中川菜月と捜査にあたっていた。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る……。日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇








先が気になってイッキヨミ
イッキヨミだったから振り返ることもなく順調に読んでいて、えー・・・っ!いなかったの?事故?
そんな病気って・・・悲しい。
もうおしまい!文絵でいいでしょう。
となったが、秦刑事の ん? で、次から次へと名前を変え犯行に及んだ真野知世に辿り着く。
新興宗教なんて、所詮いんちきだ。だが金にはなる。
不審死を事故や自殺で片付けようとするのは、日本の警察の悪弊らしい。
と、書いてありました。
ウツボカズラ
甘い蜜で虫をおびき寄せ、中に落ちた虫を食いながら生きる食虫植物
他人になりすまし、甘い話で獲物を寄せつけ、金を搾りとれるだけとったら姿を消す。
意識もなく寝たきりの父親のために・・・
で、文絵はその後どうなたのだろう?
気になってしかたのない終わり方だった。
★★★★☆
