

五十歳で初めて子を授かった松坂熊吾は、病弱な妻子の健康を思って、事業の志半ばで郷里に引きこもった。再度の大阪での旗揚げを期しつつも、愛媛県南宇和の伸びやかな自然の恵みのなかで、わが子の生長を見まもる。だが、一人の男の出現が、熊吾一家の静かな暮らしを脅かす…。熊吾と男との因縁の対決を軸に、父祖の地のもたらす血の騒ぎ、人間の縁の不思議を悠揚たる筆致で綴る。








第9部で完結らしい・・・まだ2部・・・先は長いが、目鼻立ちも体質も母親そっくりなのに、精神のどこかに熊吾と相通じるものを感じ、妙に向こう見ず、そんな伸仁の成長も楽しみ。
伸仁はまだ五歳。
周りの人の死が・・・
わうどうの伊佐男の死は衝撃だった。
子供の頃を恨み続け生きてきた伊佐男。生い立ちもそうだけれど、悲しすぎるわ。
いなくなってホッとする人間・・・
子供ができていたんだわ。生むのね伊佐男の子。今後登場するのだろうか?
南宇和に戻ってたった2年の事
こんなにもいろんなことがおこるのか・・・
そもそもの始まりは牛の眉間を銃でぶち抜いたって所から・・・
憲法九条のお陰で、アメリカは日本の青年を朝鮮動乱にかつぎだすわけにはいかなかった・・・
★★★★☆
