主人がリフレッシュ休暇で、1週間のお休みを頂いたので
21日から2泊3日で、熱海に行ってきました。
毎年、海外に行っていますが、今回は急に決まったので
空いている希望のツアーがなくて、主人とは何十年振りの国内旅行です。
今回は、観光はあまり入れずにのんびりまったりがテーマ。
新宿からロマンスカ―で小田原へ。
ロマンスカ―は何度も乗っているけれど
新型!?タイプの車両は初めて!
シートもゆったりしているし、明るくて綺麗でした。
小田原で東海道線に乗り変えて熱海へ。
熱海でランチは、
駅前のだるまという食堂で
アジ丼を頂きました。
ランチのあとは、起雲閣へ。
1919年に別荘として築かれた起雲閣は
非公開の岩崎別荘と、今はなき住友別荘と並び
熱海の三大別荘と呼ばれていました。
政財界で活躍し、海運王呼ばれた内田信也氏、
東武鉄道の創始者で、鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎の別邸でした。
1947年には、旅館として生まれ変わり
多くの著名な文豪たちにも愛されました。
今は熱海市の指定有形文化財となっています。
伝統的な日本家屋と
アールデコやチューダー様式を用いる
ロマンが溢れる洋館がこのような廊下で繋がり
緑の豊かな庭園を囲むように建てられています。
ここは「玉姫」と呼ばれるお部屋の
サンルームです。
華やかでしょ!
天井のステンドグラスが見事だし照明もオシャレ。
これは国産初のステンドグラスを製造した宇野澤辰雄氏の作品で
国会議事堂にあるステンドグラスが有名です。
床に目を落とせば、カラフルなモザイクタイル
これは陶芸家でもある池田泰山氏の作品です。
玉姫は、食堂として使われていた部屋で
日本の神社仏閣に見られる和の建築と
中国的な装飾などの装飾も美しく
上手にマッチしています。
客間として使われていた
ステンドグラスが印象的な「玉渓」の部屋の暖炉の上には
ガンダーラの石仏炉があったり、
奈良の古い寺の柱を床柱として据えています。
このステンドグラスも
宇野澤辰雄氏の作品です。
こちらのお部屋は「金剛」
暖炉の上には、格調も高く螺鈿も施されています。
ローマ風浴室なんてものもあります。
甘美な雰囲気が漂うと思いませんか。
ここでかつては、映画の撮影もあったとか…
この他、太宰治・志賀直哉・谷崎潤一郎が
泊まったお部屋も見学ができます。
和館の2階「大鳳の間」は、太宰治が宿泊した部屋で
庭園が一望できます。
庭園も散歩してみましょう。
四季折々に色彩を変える1000坪の庭園。
今の季節は、河津桜よりも早く咲くと言われる
熱海桜も咲き始めていました。
紅梅もね。
今年は、開花が遅れているそうです。
歩き疲れたので
喫茶室で珈琲タイム。
上品な喫茶室の中からは、庭園も一望できました。
熱海市にこんな素晴らしい建築物があるなんて
行くまで知りませんでした。
そして、今宵のお宿の星野リゾート リゾナーレ熱海へと向かいます