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小さなしあわせさがして…

熱海の休日 「浪漫溢れる起雲閣」

2014年01月24日 | 伊豆旅行 

主人がリフレッシュ休暇で、1週間のお休みを頂いたので

21日から2泊3日で、熱海に行ってきました。

毎年、海外に行っていますが、今回は急に決まったので

空いている希望のツアーがなくて、主人とは何十年振りの国内旅行です。

今回は、観光はあまり入れずにのんびりまったりがテーマ。

新宿からロマンスカ―で小田原へ。

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ロマンスカ―は何度も乗っているけれど

新型!?タイプの車両は初めて!

シートもゆったりしているし、明るくて綺麗でした。

小田原で東海道線に乗り変えて熱海へ。

熱海でランチは、

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駅前のだるまという食堂で

アジ丼を頂きました。

ランチのあとは、起雲閣へ。

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1919年に別荘として築かれた起雲閣は

非公開の岩崎別荘と、今はなき住友別荘と並び

熱海の三大別荘と呼ばれていました。

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政財界で活躍し、海運王呼ばれた内田信也氏、

東武鉄道の創始者で、鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎の別邸でした。

1947年には、旅館として生まれ変わり

多くの著名な文豪たちにも愛されました。

今は熱海市の指定有形文化財となっています。

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伝統的な日本家屋と

アールデコやチューダー様式を用いる

ロマンが溢れる洋館がこのような廊下で繋がり

緑の豊かな庭園を囲むように建てられています。

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ここは「玉姫」と呼ばれるお部屋の

サンルームです。

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華やかでしょ!

天井のステンドグラスが見事だし照明もオシャレ。

これは国産初のステンドグラスを製造した宇野澤辰雄氏の作品で

国会議事堂にあるステンドグラスが有名です。

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床に目を落とせば、カラフルなモザイクタイル

これは陶芸家でもある池田泰山氏の作品です。

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玉姫は、食堂として使われていた部屋で

日本の神社仏閣に見られる和の建築と

中国的な装飾などの装飾も美しく

上手にマッチしています。

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客間として使われていた

ステンドグラスが印象的な「玉渓」の部屋の暖炉の上には

ガンダーラの石仏炉があったり、

奈良の古い寺の柱を床柱として据えています。

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このステンドグラスも

宇野澤辰雄氏の作品です。

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こちらのお部屋は「金剛」

暖炉の上には、格調も高く螺鈿も施されています。

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ローマ風浴室なんてものもあります。

甘美な雰囲気が漂うと思いませんか。

ここでかつては、映画の撮影もあったとか…

この他、太宰治・志賀直哉・谷崎潤一郎が

泊まったお部屋も見学ができます。

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和館の2階「大鳳の間」は、太宰治が宿泊した部屋で

庭園が一望できます。

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庭園も散歩してみましょう。

四季折々に色彩を変える1000坪の庭園。

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今の季節は、河津桜よりも早く咲くと言われる

熱海桜も咲き始めていました。

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紅梅もね。

今年は、開花が遅れているそうです。

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歩き疲れたので

喫茶室で珈琲タイム。

上品な喫茶室の中からは、庭園も一望できました。

熱海市にこんな素晴らしい建築物があるなんて

行くまで知りませんでした。

そして、今宵のお宿の星野リゾート リゾナーレ熱海へと向かいます

コメント (29)
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