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小さなしあわせさがして…

乳がん患者会 VOL-Net感謝のつどい

2015年09月13日 | 乳がん
9月12日(土)は、早朝の大きな地震!
久しぶりに大きく揺れたので、いよいよ大地震が来たのかと
思いましたが、揺れは長く続くことなく、
物が落ちるようなこともなくて、ホッとしました。
でも、震源地が東京湾、なんだか不吉な感じ。

そんな昨日は、会員になっている乳がん患者会の
メンバーズイベント『VOL-Net感謝のつどい』に参加してきました。



がん友のぴろんぱさんと待ち合わせたのは、秋葉原。
久しぶりの秋葉原、随分綺麗になりました。
新しいビルも建って、昔とは雰囲気が変わったように思えます。


声を聴き合う患者たちとネットワーク「VOL-Net」は2002年に発足。
ドクターや治療に関わる方々を招いてのテーマ勉強会や、
気軽に参加できる聴きあいの会など、多くの活動をしてきました。
設立から13年の今年、今までのメンバー制が廃止になります。
メンバー制が無くなっても、今までのような活動は続けていくそうです。
そんな新しい門出と関わって下さった方々の感謝を込めて、このつどいが行われました。

開演は16:20から、メディカルサポーターのドクターの講演から始まりました。
○「これからの乳がん医療を考える」
○ハルステッド全盛期に乳腺外科医を志して
○外科医から腫瘍内科に転向して

3人のドクターの講演がありました。

○医療の進歩が著しい昨今ですが、やはり地方に行くと
医療格差がまだまだあるそうです。
鹿児島県では、乳がんは手術だけで、放射線もホルモン治療もしない治療が
今でも、残っているそうです。
そんな鹿児島県で、乳がんの最先端の治療からフォローまで、
患者にとっては夢のような病院を経営されている相良先生。
へき地医療や離島治療にも力を入れてくださっているとか。
心強い話でした。

○乳がんも昔は、見つかったら手術で、全部取ってしまえばいいという時代がありました。
女性にとっては、悲しい時代です。
今でこそ、温存手術や再建手術など、喪失感も少なくなりました。
そんなハルステッドの全盛期に乳腺外科を目指され、
今まで多くの治療をされていらした清水先生。
これからの医療は、遺伝子に重きを置いた治療になっていくようです。

○腫瘍内科、まだまだ腫瘍内科って!?というくらい
一般には認知度が低く、この科がある病院も少ないですね。
腫瘍内科は、がん患者の抗がん剤やホルモン治療・投薬などの治療の
プロフェッショナルなんです。
今はまだドクターも少なくて、外科医が抗がん剤などをされるのが普通ですが
腫瘍内科医のメリットは、薬物療法に精通している、新規薬剤の対応
外来化学療法時の副作用への対応、緩和ケアの知識が豊富で
緩和ケア医への橋渡しもあるそうです。
徳永先生のお話、楽しかったです。

講演の後は、質疑応答とディスカッション。



後半は、立食形式の懇親会。
女性好みの可愛いお料理が並んでいます。
少し遅れて、吉村先生や勝俣先生もいらしてくださり、場が盛り上がります。
なかなかこんな著名なドクターたちと、
同じ場所に立ってお話ができることなんてそうありません。
これはチャンスとばかり、ホルモン治療は5年か10年かについて伺ってみました。
5年でいいと思いますよと言われれば、そうかなとも思います。
副作用や、お金の問題もあるし、5年と10年では数パーセントの上載せでしかないんです。
その数パーセントが欲しいか、欲しくないか…難しい問題です。

このあともうひと方にも伺いました。
私の場合は、閉経前にホルモン治療を始めました。
5年経過後は、どうしたらいいか、AI剤に替えた方がいいのかと伺うと
そのドクターは、タモを飲んでいるから閉経状態に見えるけれど
本当に閉経かどうかはわからないので、
女性ホルモン値を調べて、閉経が確認できればAI剤に
閉経してなければ、タモであと5年でもいいとの話でした。
私の年齢でも、閉経じゃない場合もあるとか…


来年の5月で投薬5年目、悩むところですが、女性ホルモン値を調べてみようと思います。
会場にいらした再発された方は、5年でホルモン治療を終えて、
その後10年過ぎて再発、再発後は、AI剤を使ったら、がんが消えたそうです。
10年治療を続けていたら、再発はなかったかも、
たとえあったとしても、もっと後だったかもという話を伺うと
やはり10年になびいてしまいそうな私でした。

その他、メンバーの方とお話をしたり、
私と同じ主治医の患者さんが何人かいらしたので、情報交換(笑)

とても有意義で楽しい時間でした。
運営メンバーの方々、素晴らしいつどいをありがとうございました。


コメント (22)
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